藤井風の英語は「下手」なのか?まず結論から

出典:藤井風の英語を評価します! – KY先輩: アメリカ英語のぐるぐる
「藤井風さんの英語って、実は下手なの?」
気になって検索した方、いきなり結論をお伝えします。
下手と断定できる根拠は、ほぼ見当たりません。
むしろ実態は「独学にしては異常なほど高水準」。ただし、ネイティブ完璧レベルではなく、会話では時折ミスがある、というのが正確なところです。
面白いのは、本人がInstagramのプロフィール欄に自ら「English learner(英語学習者)」と書いていること(ワーホリ情報局・2023年3月の記事より)。
世界で活躍するアーティストが、自分を「学習者」と名乗る。この謙虚さが、評価の物差しを少しややこしくしているんです。
ハーフでも帰国子女でもない ― 3歳からの「耳コピ」独学

出典:【英語の歌い方】藤井風/ Workin’ Hard 英語の発音一瞬で良くなる裏技 – ロナウドゥ
意外ですよね。あれだけ英語の曲を歌う藤井風さん、ハーフでも帰国子女でもありません。
海外留学の経験もなし。
ではどうやって身につけたのか。答えは「父親との独学」です。
FES ROCKの記事によれば、藤井風さんが英語を学び始めたのは3歳。日本語を覚えるのとほぼ同時期でした。
きっかけを作ったのは父親。喫茶店を経営しながら「将来きっと英語が必要になる」と考え、息子に教え始めたそうです。
ところが、その父親自身は英語が話せなかったとのこと。
つまり、教える側も話せないまま、親子で遊び感覚で一緒に習得していった。
この「二人三脚の独学」というスタートが、藤井風さんの英語の原点なんです。
なぜ「下手」と言われる?歌と会話の評価ギャップ

出典:【藤井風】普段から英語の発声をしてしまう風くん – 英語発音指導士®Akikoの発音レッスン
ここが今回の核心です。
藤井風さんの英語、実は「評価が割れる場所」がはっきりしています。
歌の発音は一貫して高評価
英語曲を歌うときの発音は「すげ〜!」「異常なほどに自然」と絶賛されています(FES ROCK)。
特に「R」の発音がきれいにできている、という指摘も(ワーホリ情報局)。
歌に関しては、ほぼ文句なし、という空気なんです。
会話(スピーキング)には賛否
一方で、会話になると「発音がイマイチ」という声が出てきます。
ネイティブによるレビューでは「たまに文法・発音・表現にミスがある」との指摘も。
ただし、同じレビューで「意味は100%伝わるレベル」とも評価されています(english-study-eigoの記事より)。
「少しの文法の誤りはあるが気にならない程度」という見方が実態に近いようです。
つまり「下手」の正体は、歌の完成度と会話のギャップ。このズレが「下手」というキーワードを生んでいるわけです。
本人の言葉「発音を真似して、恥を捨てること」

出典:【藤井風】「My Place」英語発音:丁寧な解説で必ず歌えるようになる! – 英語発音指導士®Akikoの発音レッスン
藤井風さんの英語観が分かる発言があります。
英語習得のコツを問われ、本人はこう語っています。
> 「英語はもう耳コピ。発音を真似して恥を捨てること」(mashikorogの記事より)
これ、音楽家ならではの感覚だと思いませんか。
楽器のフレーズを耳でコピーするように、英語も音として丸ごと吸収する。
2023年にはアメリカ・ロサンゼルスに滞在し、現地でネイティブに触れたことで、日常会話の発音がよりネイティブ寄りになったとも指摘されています(mashikorog)。
3歳の独学から、現地での実践へ。
「下手」どころか、今も更新し続けている学習者、という姿が見えてきます。
全曲英語詞アルバム『Prema』とヨーロッパ5か国ツアー

出典:Fujii Kaze – Prema (Lyrics) / 藤井風『プレマ』【和訳・歌詞付き】英語→日本語 歌詞解説 – Viral Bop
その英語力が、いま大きな舞台で試されています。
2025年9月5日、藤井風さんは全曲英語詞の3rdアルバム『Prema』をリリースしました(TOWER RECORDS)。
2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』(2022年)から3年ぶりの作品です(Billboard JAPAN)。
注目すべきは発売元。
アリアナ・グランデやテイラー・スウィフトらが所属する米レーベル「リパブリック・レコード」からの発売です(Mikiki)。
リードトラック「Hachikō」は、250(イオゴン)、トバイアス・ジェッソ・Jr.、サー・ノーランと共同制作されています。
さらにライブも世界規模。
2025年7月にはロンドンのO2 Shepherd’s Bush Empireで公演(音楽ナタリー)。
ヨーロッパツアーはドイツ、デンマーク、イギリス、フランス、オランダの5か国を巡回しました。
NMEのインタビュー(2025年9月5日)では、こう語っています。
> 「英語のアルバムを作ることは、ずっと私の最大の夢の一つだった」(風さんメモより)
意外と知られていない事実

出典:藤井風『何なんw』の耳コピが難しすぎたwwww – Dr. Kaito Tomita
最後に、あまり知られていないポイントを一つ。
藤井風さんは「2020年代初頭に世界で最も再生されている日本人の1人」と言及されています(FES ROCK)。
世界トップクラスの再生数を持つアーティストが、自分のプロフィールには「English learner」と書く。
「下手かどうか」で語るより、「学び続ける人」と捉えたほうが、この人の本質に近いのかもしれません。
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まとめ

出典:【English Cover】藤井風(Fujii Kaze) – 満ちてゆく – Covered by SYNERGY – SYNERGY / シナジー
藤井風さんの英語について、ポイントを整理します。
- 「下手」と断定できる根拠はなく、独学としては非常に高水準
- ハーフでも帰国子女でもなく、3歳から父親と「耳コピ」で独学
- 歌の発音は絶賛、会話には「時折ミス」という賛否
- ネイティブ評価は「意味は100%伝わるレベル」
- 本人は自ら「English learner」と名乗る
- 2025年に全曲英語詞アルバム『Prema』をリリース、ヨーロッパ5か国を巡回
評価が割れるのは、それだけ世界の舞台で本気で勝負しているから。
「下手」という言葉だけでは、藤井風さんの英語は語りきれないようです。
