放送日は9月19日、しんのすけほぼ不在という異色回

出典:蓮見トーク「若者な蓮見翔の夏休みのすべて」 – JFN Pods
たとえば「クレヨンしんちゃん」なのに、しんのすけが画面にほとんど映らない回があったら――。
2026年9月19日(土)16:30から放送される回は、まさにそんな内容です。
サブタイトルは「ある午後の野原夫婦だゾ」。
しんのすけが外へ遊びに行き、ひまわりが昼寝している午後、リビングでくつろぐみさえとひろしの会話だけで進む構成だと、ナタリーが伝えています。
晩ごはんの献立やクレヨンのにおい、ひろしの靴下に隠された秘密といった、たわいない話題が続くそうです。
事件は起きません。
演出も「ワンカットアニメーション」で、絵の動きが少ない実験的な作りになっていると、MANTANWEBやクランクイン!が報じています。
脚本を書いたのはダウ90000の蓮見翔

この回の脚本を手がけたのは、8人組の演劇コントユニット・ダウ90000を主宰する蓮見翔さん(29)。
「クレヨンしんちゃん」の脚本を書くのは今回が初めてです。
オファーのきっかけは、テレビ朝日の漫画リスペクトバラエティ「バズマンTV」(MC:三村マサカズ、やす子)でした。
岸田國士戯曲賞を受賞した蓮見さんが「クレしん」を書いたらどうなるか、という好奇心が出発点だったと、テレビ朝日ANNとぴあが伝えています。
蓮見さんは2026年2月、3度目のノミネートとなった第70回岸田國士戯曲賞を「ロマンス」で受賞したばかり。
構想から約1年をかけた完全新作だと、クランクイン!とナタリーが報じています。
第1稿からすでに夫婦だけの会話劇だった

出典:ダウ90000蓮見翔さんがやってきた。【太田上田#497①】 – 太田上田【公式】
面白いのは、しんのすけ不在の構成が後から生まれたものではない点です。
蓮見さんが書いた第1稿の時点で、すでに「しんちゃんがほぼ登場せず、みさえとひろしだけの会話劇」だったと、ステージナタリーが伝えています。
制作チームは驚きつつも挑戦したいと考え、ワンカット演出という新たな提案を蓮見さんに持ちかけたそうです。
シンエイ動画への取材、作画にも初挑戦
蓮見さんはシンエイ動画にも足を運び、作画の見学や監督・プロデューサーへの取材、初回放送から携わるベテラン作画監督への取材もこなしました。
しんちゃんの作画にも初挑戦したと、TV LIFE webが伝えています。
蓮見さん自身は「クレヨンしんちゃん」について、人生の節目というよりずっと生活の中に当たり前にある存在だったと、ナタリーに語っています。
普段の作風でもあるワンシチュエーションにこだわり、事件も起きずしんちゃんもほとんど出てこない内容にしたのは、単純に2人の会話を見てみたかったからだと、オリコンの取材で明かしています。
声優陣も驚いた長ゼリフの会話劇

出典:【笑いと情熱】ダウ90000蓮見翔とガチ飲み。賞レース決勝への想い・園田Xブロック事件・コント番組を作るためには? – BSノブロック〜新橋ヘロヘロ団〜
台本を受け取った声優陣の反応も、この回の異色さを物語っています。
みさえ役のならはしみきさんは、二人きりの長ゼリフ会話劇だと知り「しんちゃんでこれ大丈夫かな!?」と思ったと振り返りつつ、実験的で演劇っぽいコントの雰囲気が好きだったので面白い試みだと感じたと、オリコンに語っています。
ひろし役の森川智之さんも、30年以上続く中でまだアイデアが豊富で新しいことができるコンテンツだと驚いたとコメントしています。
9月18日深夜には「バズマンTV」で脚本制作の舞台裏が放送され、ゲストにはしんちゃん好きで知られる後藤花さん(アンジュルム)も登場しました。
本編「ある午後の野原夫婦だゾ」は、その翌日となる9月19日16:30からの放送です。
放送後の反響はまだ出ていませんが、事件も起きずしんのすけもほぼ登場しないという構成が、長年のファンにどう受け止められるか注目されます。
