「僕は30盗塁でいい」。
プロ入りの会見でそう言い切った新人が、5年後にトリプルスリーを達成しました。
その新人が、ソフトバンクの柳田悠岐選手です。
通称「宇宙人」。
ファンの間でこう呼ばれる理由は、グラウンド外での天然な言動にあります。
この記事では、呼び名の意味、伝説の原点、同僚の証言、そして37歳で迎えた2026年シーズンの姿までを順に追います。
柳田悠岐が「宇宙人」と呼ばれる理由

出典:【宇宙人】柳田悠岐の面白エピソード50連発 – 逆転満塁チャンネル
答えから言うと、受け答えがつかみどころのない「天然」だからです。
プロ野球ファンの間で「宇宙人」は、そうした選手を指す呼び名として使われます。
ネット掲示板では、次の4人が「宇宙人四天王」と呼ばれています。
- 糸井嘉男(元祖)
- 柳田悠岐
- 井納翔一
- 熊原健人
元祖の糸井さんは、近畿大学時代からこの呼び名がありました。
2003年に日本ハムへ入団してから、全国のファンに広まったとされます。
柳田選手はその糸井さんと並ぶレベルの宇宙人として紹介されることもあります。
なお、定番の愛称は「ギータ」です。
「宇宙人」はファン発祥のニックネームと捉えるのが正確でしょう。
宇宙人伝説の原点は2010年の入団会見

出典:【天然】超人的な身体能力を持ったプロ野球選手の宇宙人伝説を紹介します【糸井義男】【柳田悠岐】【阪神タイガース】 – とらお【プロ野球チャンネル】
2010年、ドラフト2位でソフトバンクに入団。
その会見で目標を聞かれ、冒頭の「30盗塁でいい」が飛び出したと伝えられています。
すかさず、年下の同期・山下斐紹選手がツッコミ。
「トリプルスリーでしょ」。
返ってきた答えは「あ、そうだった」でした。
最初の背番号44の印象を問われたときは「獅子舞、ですかね」。
こうした受け答えが、宇宙人キャラの出発点になりました。
ツッコミが5年後に現実へ
2015年、打率.363・34本塁打・32盗塁でトリプルスリーを達成。
首位打者とパ・リーグMVPも手にしています。
指名の決め手は、王貞治会長の「その中で一番飛ばすのは誰だ?」という一言だったという話もあります。
秋山翔吾選手らと比べる中で、天然さより先に飛距離が評価されていたわけです。
宇宙人と呼ばれる天然エピソード4選

出典:【ギータの超人伝説】柳田悠岐選手の天然エピソードが半端ない – 野球人チャンネル
座右の銘は「プロテイン」
座右の銘を聞かれて「プロテイン」。
筋肉のつけ方を問われても「プロテイン一本す」と答えています。
航空券を忘れて寮へUターン
2011年オフ、プエルトリコへ派遣された際の出来事。
空港で航空券がないと気づき、寮まで取りに戻りました。
「ドラーに変えてください」
空港の両替所でこう頼み、飯田優也選手から「ダラー(ドル)ですよ」と訂正されています。
デスノートの最終回が優先
秋山選手がシーズン最多安打を記録した夜、2人は食事へ。
ところが柳田選手は「デスノートの最終回が気になるから」と早めに切り上げたと、秋山選手が明かしました。
記録達成の夜にそれ?と、思わず声が出ます。
天然か計算か?チームメートの「宇宙人」評
元同僚の証言は、きれいに真っ二つです。
天然派
- 森本学選手:「松田(天然)+大場(宇宙人)」。天然度は「松田が5なら柳田は5.5」
- 松田宣浩選手:「こいつアホっすよ」
- 大学時代の監督:あだ名は「とんちんかん」
計算派
- 鶴岡慎也選手・中田賢一選手:「あれは計算。本当は頭良いんじゃないですか」
後輩を気づかう一面
計算派を後押ししそうな話が、Full-Countの記事(2025年9月)にあります。
2軍にいた時期、野手全員を食事に連れて行き、「好きに飲んで食って」と声をかけたという内容です。
周りの空気を読み、場を和ませる。
とぼけた言動もその延長にある、という見方もできそうです。
宇宙人は37歳でも健在、2026年の柳田悠岐
続行へ!37歳の“ギータ”が見せた衝撃の復活🔥⚾#柳田悠岐 #ギータ #ソフトバンク #福岡ソフトバンクホークス #プロ野球 #NPB #パリーグ #野球 #現役続行 #背番号9](https://img.youtube.com/vi/oiPUvGlA7GM/hqdefault.jpg)
2026年9月17日、オリックスに7-1で勝利。
ソフトバンクがリーグ3連覇を決めました。
チーム最年長の37歳は、デイリースポーツに寄せた手記で「これからもホークスでやっていきたい」とつづっています。
過去2年はけがで長期離脱。
今季も5月1日ごろに死球を受けて途中交代し、小久保裕紀監督が「打撲」と説明する場面がありました。
最終戦欠場で決まった3割
それでも10月上旬、5年ぶり8度目の打率3割が確定します。
最終戦は欠場し、本人は「想像していなかった」とコメントしました。
同じく牧原大成選手も、2年連続の3割を決めています。
言葉はとぼけても、数字はとぼけない。
入団会見から16年がたっても、その構図は変わっていません。
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まとめ:柳田悠岐の「宇宙人」は実力とセットの呼び名

出典:【宇宙へ届け!!】柳田悠岐『超特大!照明直撃!推定150m弾』 – (パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
- 「宇宙人」は天然な言動の選手を指す、ファン発祥の呼び名
- 糸井嘉男さんらと並ぶ「宇宙人四天王」の一人に数えられる
- 原点は2010年入団会見の「30盗塁でいい」「獅子舞」発言
- 天然説と計算説で、元同僚の見方が割れている
- 2026年は37歳で5年ぶり8度目の打率3割、リーグ3連覇
どれだけ天然な発言が話題になっても、打席では結果を出してきた選手です。
「宇宙人」という呼び名がからかいで終わらず、愛称として残っているのは、その結果があるからでしょう。
