かつて数百円だったガラモンが、2025年3月に2990万円で落札
2025年3月、まんだらけオークションで記録的な価格が叩き出されました。
マルサン(丸三商事)製「ガラモン(第一期)」が、2,990万円で落札。
かつて駄菓子屋などで数百円で販売されていた商品が、約60年の時を経てここまで値上がりしました。
2025年3月まんだらけオークション 主な落札価格
| 怪獣名 | 落札価格 |
|---|---|
| ガラモン(マルサン第一期) | 2,990万円 |
| ペギラ | 1,360万円 |
| サボテンダー | 900万円 |
| タッコング | 410万円 |
以前の「開運!なんでも鑑定団」でのガラモン鑑定額は600万円。
数年前のまんだらけオークション落札でも900万円超(手数料・消費税込みで1,000万円超)だったのが、今や3,000万円に迫るレベルです。
さらに、海外コレクターが5,000万円で購入したという情報も出ています(確認はとれていません)。
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高騰の背景──コロナ禍に「マツコの知らない世界」効果が重なった
コロナ禍以降、映画のプロップ(撮影小道具)と同様に、第一次・第二次怪獣ブーム時代のソフビが急激に値上がりを始めました。
さらに追い風になったのが、2025年2月11日のTBS「マツコの知らない世界」でのソフビ特集。
これまでソフビに縁がなかった層にも広く認知が広がり、需要が一気に拡大。
番組内で紹介されたソフビ史上最高落札額は、ガラダK7「マジンガーZ」関連の2,610万円(FRIDAYの報道より)。
その翌月3月のオークションで、ガラモンがさらに上を行く2,990万円を記録したという流れです。
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なべやかんが語る「偽物」の手口と見分け方

出典:【後編】日本屈指のコレクター・なべやかんさんが誇るレアもんベスト3をご紹介 – ジョーダン村川と有村昆のレアもんチャンネル
急激な価格上昇に目をつけたのは、真のコレクターだけではありませんでした。
よろず〜ニュース(2025年5月28日)の報道によると、芸能界屈指の怪獣ソフビコレクター・なべやかんは、贋作の横行に強い懸念を示しています。
偽物の2つの主な手口
① 新規製造による贋作
ソフビ工場から流出した金型用カラー素材を使い、当時の塗料で塗装して「当時物の本物」として出回らせる手法。
外見を本物に似せていても、内部が綺麗なことが多いのが特徴です。
② リペイント詐欺
本物を塗り替えて「珍色(レアカラー)」と称し、高額でオークションに出品する手口。
詳しくない購入者が気づかずに落札してしまうケースが多く、なべやかんは「外国人コレクターは良いものを持っているが目利きができていないので、リペイント物が多い。価値が下がるのに気づいていない人が多い」と指摘しています。
なべやかんが教える本物の見分け方
デイリースポーツ(2022年2月16日)のインタビューで、具体的な鑑定ポイントが紹介されています。
- 匂いで判断: 当時物には独特の石油系の匂いがある。しない場合は要注意
- 内部の状態を確認: 60年近い当時物にはカビ・泥・ひびなどがある。贋作は内部が綺麗
- 傷・厚み・重さ: 当時の製造特性と一致しているかを確認する
高額になればなるほど、この「目利き力」が資産を守るカギになります。
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なべやかんとはどんな人物か──40年超のコレクター人生

1970年8月22日生まれ、本名・渡辺心。芸人・俳優・演出家であり、元パワーリフティング日本代表。父はなべおさみ。
小学校5年生のときにゴジラのソフビを手にして以来、40年以上にわたり怪獣ソフビを収集し続けています。
2012年には著書『なべやかんの怪獣コレクター生態学 コレクターという病』(彩流社)を出版。月刊『Hanada』の連載「なべやかん遺産」でも、コレクションについて継続的に発信しています。
ちょっと意外なのは、約10年前(2015年頃)にすでに贋作の横行に気づいていた点。
よろず〜ニュース(2022年)の報道によると、当時から有名ショップの各支店に「珍しいシリーズ」が並び始め、コレクター間で噂が広まっていたといいます。
価格高騰と偽物問題が同時進行する怪獣ソフビ市場。本物を見極める専門知識の重要性は、今後ますます増してきそうです。
