日付をまたいで始まった3回戦

出典:午前0時8分…宮崎友花を襲った異例の試合😨🏸 – Japan Tv
最寄り駅へのシャトルバスは、22時40分で終わっていました。
その後に始まったのが、宮崎友花選手(20歳)の試合です。
愛知・名古屋アジア大会のバドミントン女子シングルス3回戦で、開始は9月27日午前0時8分。日刊スポーツやTHE DIGESTによると、会場の一宮市総合体育館は、関係者を含めても観客が数人という状態でした。
相手は、2016年リオ五輪銀メダリストのシンドゥ・プサルラ選手(インド)です。
結果は9-21、13-21のストレート負け。試合時間は41分で、終わったのは午前0時49分でした。
遅れが積み重なった夜
26日は、1日にシングルス2試合を行う日程でした。
THE DIGESTと日刊スポーツの報道では、宮崎選手が入っていたコートで、ほかの試合が接戦続きで長引いたといいます。
開始時刻はじわじわと後ろへずれました。
それでも、空いた別のコートに試合を回すことはなかったそうです。
この日は4コートを使用。宮崎選手の試合は、第2コートの17試合目でした。
海外からも「馬鹿げている」の声

出典:【18歳の衝撃】宮崎友花、米エースを撃破!?何度もコートに倒れ込むチャン・ベイウェン|全英オープン – Let the バド Fly
批判の火は、日本国内だけでなく海外にも広がりました。
THE DIGESTによると、インドのスポーツメディアRevSportzのボリア・マジュムダール記者は「このスケジュールは馬鹿げている」と投稿しています。The Fieldのヴィナヤック記者も「これは荒唐無稽だ」と書きました。
インド代表プラノイ選手の指摘
26日には、インド代表のHSプラノイ選手も声を上げています。Sunday Guardianが伝えた投稿の内容は次のとおりです。
- 今年の日程は「南部地区大会みたいだ」
- 団体の表彰式は午後11時まで続き、多くの選手が翌日に初戦を迎えた
- そのうえシングルス2試合が同じ日に組まれた
最後は「正気じゃない」と結ばれていました。
日本のSNSでは
国内でも、日刊スポーツと東スポWEBが反応を紹介しています。
「選手の安全に関わる」「もはや誰のための試合なのか」といった声が並びました。
観戦を諦めた人の投稿もあります。「宮崎友花VSシンドゥを楽しみに待っていましたが時間的に無理だと判断して帰ってきました」。
Yahoo!ニュースのトピックスには、取得時点で470件のコメントがつきました。
宮崎選手にとっての1週間

出典:【16歳の宮崎友花】バド世界ジュニア優勝への軌跡 笑顔の絶えない1高校生が世界の頂点に立つ 素顔に迫る密着取材!Miyazaki(JPN) – KRY山口放送ニュース公式チャンネル
この大会は、宮崎選手にとって国際総合大会のシニアデビューです。
女子団体では銀メダルを獲得しました。
9月23日の準決勝は韓国に3-1で勝って決勝進出。宮崎選手はシム・ユジン選手にストレートで勝っています。
24日の決勝は中国に0-3。第2シングルスで陳雨菲選手に10-21、10-21で敗れました。
試合後、日刊スポーツには「チームに貢献できなくて、すごく悔しい。どうしたらいいか、今ちょっと整理がつかなくて…」と話しています。
一方の東スポWEBには「団体戦では多くの良い経験を積むことができた。それを個人戦に生かして、もっと良いプレーをしたい」とも語っていました。
深夜試合の前は圧勝だった
26日の2回戦では、サランガ・ヘルレンバータル選手(モンゴル)に21-5、21-5で快勝しています。
この試合を終えたあとで、日付をまたぐ3回戦に臨むことになりました。
押さえておきたい点

出典:着地がポイント!宮崎友花のフットワーク – スポーツの為の身体操作
今回の件について、大会組織委員会の説明や謝罪は、確認できた範囲では見つかっていません。宮崎選手本人のコメントも同様です。
組織委員会の村手聡事務総長は26日、選手のバスの配車ミスなどを謝罪しました。ただしNHKの報道によると、こちらは競技への影響はないとされ、バドミントンの深夜開始とは別の件です。
もう一点、インドのメディアはこの試合を「9月26日(土)」の試合として報じています。インド時間は日本より3時間30分遅く、換算すると0時8分は26日20時38分。同じ試合でも、国によって日付が違って見える形です。
個人種目は9月29日まで続きます。
個人戦の日程がどう運用されるのかは、選手だけでなく、会場に足を運ぶ観客にも関わる問題です。
