演歌が流れる道場から、まさかの歌手デビューへ

出典:吉田沙保里が歌手としてメジャーデビュー、つまり“霊長類最強女子アーティスト”が誕生 – Japan latest
道場に響いていたのは演歌だった。試合前の選手が聴くようなものではないかもしれない。
この道場の主こそ、女子レスリングで五輪3連覇を果たした吉田沙保里さん(43)だ。五輪3連覇に加えリオ五輪で銀メダル、世界大会16連覇、個人戦206連勝という一時代を築いた「霊長類最強女子」が、今度は歌の世界に挑む。
その吉田さんが2026年9月14日、徳間ジャパンコミュニケーションズからソロアーティストとしてメジャーデビューすると発表した。
きっかけは現役引退後に始めた弾き語りだった。2019年の引退会見のあと、コロナ禍でギターを手に取り、ゆずの「からっぽ」やZARDの「負けないで」をInstagramで披露するようになった。
その動画を見た音楽関係者から声がかかり、今回のデビューにつながったと日刊スポーツの取材に明かしている。
10月28日発売の2曲は、すべて吉田さん自身の言葉

出典:【対決】吉田沙保里の回転技から逃げ切れるか!?スポーツとSDGs④#2 – 内田篤人のSDGsスクール!
デビューシングルは2026年10月28日発売、「I’m Here」と「勝ちに行く、今」の2曲入りだ。
音楽ナタリーによると、2曲とも吉田さん自身が作詞に参加している。「I’m Here」は小林柊矢さんとの共作詞、「勝ちに行く、今」は田村信二さんとの共作詞だ。
どちらも疾走感のあるロックの応援歌だという。
価格は初回盤4200円、通常盤1700円(いずれも税込)の2形態。初回盤には「挑戦お守り」が付く。
キャッチコピーは「今度は歌で時代を制す」。この言葉について吉田さんは「そこまでは…。でも、それぐらいの気持ちでないとダメかなとも思うんです」と語った。
父に反対されたピアノ、支えてくれた演歌とNEWS

出典:レスリング吉田沙保里、父とのこれまでの軌跡 – News Flash
歌への思いは、幼い頃の家庭環境に根付いている。
三重県津市出身の吉田さんは、青森出身の父の車でよく演歌を聴いて育った。吉幾三さんの「酒よ」や島倉千代子さんの「人生いろいろ」が定番だったという。移動中だけでなく、道場でも練習前に演歌を流していた。
ピアノを習いたいと父に頼んだこともあったが、「ピアノが弾けても強くならん」と反対されたというエピソードも明かしている。
現役時代に自分を鼓舞したのはNEWSの「フルスイング」。引退後の今も聴き続けているそうだ。憧れの歌手はDREAMS COME TRUEの吉田美和さんで、「生まれ変われるなら吉田美和さんになりたい」と話している。
紅白歌合戦にも意欲、リリースイベントは東京と愛知で

出典:りゅうちぇるが吉田沙保里に暴言? 紅白「結婚話」シーン、なお炎上中 – Charles Anderson
紅白歌合戦への出場については、意欲を隠さなかった。
「もし多くの人が支持してくれて出られるのならば光栄です」。日刊スポーツの取材にこう答えている。
吉田さんは現役時代、2008年の第59回と2012年の第63回でゲスト審査員を2度務めた経験がある。今度は歌手として、あの舞台に立てるかどうか。
リリースイベントは10月29日に東京・サンシャインシティ池袋、11月3日に愛知・名古屋で開催される予定だ。会場の詳細は後日発表されるという。
ボイストレーニングは受けておらず、「普段からよく歌い、カラオケにも行きます」という吉田さん。自己流の歌唱にどんな評価が集まるか、10月28日の発売が楽しみだ。
