夜中1時に出社して、朝5時の生放送に出演。収録は夜11時まで続く。
これが、元TBSアナウンサーの木村郁美さん(53歳)が約10年間送り続けた日常でした。
2026年5月23日、文春オンラインの連載「となりの結婚」のインタビューで、木村さんはTBS時代の過酷な労働環境とセクハラ被害を詳しく語っています。
レギュラー9本、生理8か月ストップ——10年続いた過酷なスケジュール

木村さんは1996年にTBSへ入社。入社2〜3年目ごろ(1998〜1999年ごろ)、『王様のブランチ』への出演をきっかけに業務量が急増します。
レギュラー番組は最大9本に達し、スケジュールは限界を超えていきました。
夜中1時出社→朝5時放送→夜11時収録
朝5時スタートの生放送のために、夜中の1〜2時には出社。
そのまま朝の放送をこなし、日中は別の収録へ。『チューボーですよ!』などのレギュラー収録は深夜23時ごろまで続きました。
このサイクルが、約10年間続いたといいます。
身体に現れた限界のサイン
激務の影響は、体に如実に表れました。
帯状疱疹を発症し、生理が8か月間もストップ。
文春オンラインのインタビューで明かされたこの数字は、当時の過酷さを端的に示しています。
「泣くでしょ、普通」——入社直後から続いたセクハラ被害

出典:【衝撃告白】元TBSアナ木村郁美(53)「飲み会で胸を触られた…」大泣きした過去を初告白 – Japan Entertainment
激務とともに木村さんが語ったのが、入社直後から受けたセクハラ被害です。
飲み会の席で先輩社員や業界関係者に胸を触られ、大泣きしてしまった木村さん。
そのとき周囲の先輩から返ってきたのは、「それくらい普通だよ」「え、そんなんで泣く?」という言葉でした。
木村さんはインタビューで当時を振り返り、「いや、泣くでしょ、普通。泣かないの?」と語っています。
「トイレで涙がブワーって」
被害はほかにも続きました。
帰りの電車の中で涙が止まらなくなることもあり、ロケ先のホテルでは男性に部屋のドアを押されて「入らないでください!」と押し問答になる場面もあったといいます。
文春オンラインのインタビューで木村さんは「トイレで涙がブワーって」と、当時の状況を語っています。
被害を受けても「普通だよ」と片付けられてしまう環境——。当時のマスコミ業界の実態を示す証言として、改めて注目されています。
生放送中に元夫が逮捕——3億4000万円の負債という試練

出典:【暴露】元TBS木村郁美が語る“悪魔”元夫との結婚…4ヶ月で入籍→3億円借金地獄の真相に衝撃【エンタメ/海外の反応】 – Kage no Tokyo
激務とセクハラ被害に加え、木村さんにはさらに大きな試練が待っていました。
元夫が詐欺師だったのです。
わずか4か月で入籍した人物でしたが、その後、木村さんの預金を奪い連帯保証人に仕立て、最終的に3億4000万円もの負債を負わせました。
そして元夫が逮捕されたのは——木村さんが生放送中のことでした。
「私がニュースを読む担当だった」と語るように、ニュースを伝える側のアナウンサーとして、元夫逮捕というニュースに直面するという体験をしたのです。
TBS退社から現在へ——新たな人生の出発点

約25年間(1996〜2021年)TBSに在籍した木村さんは、2021年9月9日付で退社しました。
退社の背景には、現在の夫の存在があります。夫のサポートのためにTBSを去ったとのことで、木村さんにとって人生を取り戻すきっかけになりました。
現在は株式会社アンダーパレスに所属するフリーアナウンサーとして活動中です。
意外と知られていないこと
木村さんは激務のピーク期を過ぎた後も、2018年6月まで現役アナウンサーとして活動を続けました。その後メディアビジネス局へ異動し、そこから退社という流れです。
激務の中でも第一線でキャリアを維持し続けたという事実は、木村さんのプロとしての姿勢を物語っています。
今回の告白は、テレビ業界における長時間労働とハラスメントの実態を、具体的な数字と体験談で伝えるものとして受け止められています。同じような環境にいる人たちへのメッセージとしても、大きな意味を持つ告白と言えるでしょう。
