槙野監督、半年前の「敗北」を取り返しに来た

出典:【優しい美タッチ】乾貴士 これぞ乾!スーパー変態トラップ❗️【ワッキーチョイス】2022年8月1日 – Jリーグ公式チャンネル
スポニチアネックスの報道(2026年5月27日)によると、J2藤枝MYFCが元日本代表MF・乾貴士(37)の獲得交渉を進めていることが明らかになりました。
条件面はJ1ヴィッセル神戸を下回るとされますが、乾自身も移籍に前向きな姿勢を見せており、交渉は順調に進行中。近く正式決定する可能性が高いとのことです。
ちょっと待ってください。この展開、半年前にも一度あったんです。
2025年12月、清水エスパルスを退団した乾をめぐり、藤枝MYFCの槙野智章監督(39)がテレビ番組で「(乾選手と)一緒にできたらいいなと思っています」と公開ラブコールを実施(Football Tribe Japan 2025年12月14日報道)。
しかしこの時、乾はJ1ヴィッセル神戸行きを選び、2025年12月27日に正式加入を発表。「一つでも多くのタイトルをもたらすことが僕の使命」とコメントし、藤枝行きは消滅したかに見えました。
それが今、再びひっくり返りつつあります。
神戸での「22分出場」が移籍を後押しした

出典:乾貴士 セレッソ大阪 清水エスパルス 2022年ゴール集 全5ゴール Jリーグ・ルヴァンカップ – 日本サッカー向上委員会
なぜ乾は今季途中での移籍を前向きに検討しているのか。
神戸での成績がそのまま答えです。2026年シーズン、乾はJ1百年構想リーグでわずか6試合出場・0得点(5月時点)。
フットボールゾーンの報道によれば、古巣・セレッソ大阪との「凱旋試合」でも出場はたった22分にとどまり、乾は「悔しい」とコメントしています。
6月で38歳を迎えるキャリア終盤において、試合に出続けたい——その思いが今回の動きを加速させているとみられます。
ライブドアニュース(2026年5月27日)によれば、条件面で神戸より劣るにもかかわらず乾が前向きな理由は、ここにあると考えられます。
改めて知りたい、乾貴士という選手

出典:【E-1選手権選出の可能性あった? 乾貴士×柿谷曜一朗SP対談第4弾 ロシアW杯の裏話も…】 – FOOTBALL ZONE
念のため、乾貴士の実績を振り返っておきます。
知ってました? 乾は日本人初の「ラ・リーガ通算100試合出場・二桁得点・二桁アシスト」達成者です(Wikipedia)。スペインでの数字は、日本サッカー史に残るもの。
日本代表では国際Aマッチ36試合・6得点を記録。2018年ロシアW杯では大会2ゴールを決め、ベルギー戦でも存在感を発揮しました。
2022年からは清水、そして神戸へ
2022年7月に清水エスパルスへ加入した乾は、2025年末に契約満了で退団。
その後の争奪戦で神戸が藤枝を制しましたが、神戸での出場機会は限られた結果に。半年で再び移籍交渉の舞台に立つことになりました。
槙野監督との「W杯の絆」が最大の決め手

今回の移籍交渉で核心にあるのが、槙野智章監督(39)との関係性です。
槙野監督は元日本代表DF。2018年ロシアW杯で乾と同じユニフォームを着て戦ったチームメイトであり、互いのプレースタイルを知り尽くした間柄です。
2025年12月の公開ラブコール時にも、槙野監督は「(乾選手のことは)よく知っている、プレースタイルも分かっている」と語っていました。
ここで意外と知られていないのが、槙野監督の若さ。乾より2歳下の39歳で指揮官を務めており、現役引退からまだ日も浅い。同世代がトップに立つクラブというのは、乾にとっても親しみやすい環境と映っているかもしれません。
J2という舞台への「ステップダウン」に見えて、実は信頼できる仲間のもとで輝きを取り戻す場所を選んだ——そう読み解くこともできます。
正式発表のタイミングが注目されます。
