「法的措置を取る」
ヤーレンズがそう言った――という話だけが独り歩きして、SNSで一気に拡散したことがあります。
でも実際は、トークライブでのちょっとした一言。しかもこのタイミング、M-1グランプリ2023の準優勝が決まるわずか5日前でした。
何がどう切り取られて、なぜ話題になったのか。本人の釈明まで含めて整理します。
「ヤーレンズ 炎上」の発端は2023年12月19日

出典:違うんです。ファンアートが嫌いなわけじゃないんです。【ヤーレンズ】 – ヤーレンズオフィシャルチャンネル
「ヤーレンズ 炎上」で検索して出てくる話の正体は、事件でも不祥事でもありません。
2023年12月19日のトークライブで、出井隼之介さんが放った一言がきっかけです。
「ファンアートには法的措置」発言の中身
このライブで出井さんは「アンチアクスタ、チェキNG、ファンアートには法的措置」と発言しました。
本来は複数の項目を並べた発言でした。
ところが「ファンアートには法的措置」の部分だけが切り取られ、Xで急速に拡散。
「ファンを訴えるのか」といった誤解混じりの批判・困惑の声が一気に広がりました。
なぜ「法的措置」という言葉が出たのか

出典:【ヤーレンズ】お笑いライブの鑑賞マナー – ヤーレンズオフィシャルチャンネル
この発言、実は突発的なものではありません。
背景には、以前から続いていた事務所側の困りごとがありました。
ファンアートの「タグ付け」「事務所送付」に困っていた
ヤーレンズ側は以前から、ファンアートのSNSタグ付けや事務所への直接送付への対応に困っていたようです。
ラジオやライブで「控えてほしい」と繰り返し呼びかけていたものの、なかなか改善されなかった。
そこで冗談交じりに「法的措置を取るしかない」と口にしたのが、今回の発端だったとみられます。
ファンアート自体を禁止したわけではない
ここが誤解されやすいポイントです。
ヤーレンズはファンアートを描くこと自体、SNSに投稿すること自体を禁止してはいません。
あくまで「タグ付け」「事務所への送付」という特定の行為への対応に困っていた、という話です。
切り取られた一文だけでは、この文脈は伝わりませんでした。
出井隼之介が3日後に釈明

出典:ヤーレンズ【ANN会見】爆笑ダイジェスト“中身がないにもほどがある”強制終了の指示も 楢原真樹&出井隼之介 – デイリースポーツ【公式】
拡散から3日後の2023年12月22日、出井さんが自身のXで釈明しました。
投稿内容はこうです。
> 「『法的措置』という言葉が一人歩きしていますが、あくまでライブの流れで言った事で、実際に我々がそういう動きをする事はありませんのでご安心下さい」
この投稿で、騒動は沈静化に向かいました。
一部のファンは、あえてこのネタに乗っかる形のファンアートを投稿するという反応も見せています。
発言から釈明まで、拡散が続いたのは約3日間でした。
話題になった直後にM-1準優勝という展開

出典:【しくじり学園放送室】M-1準優勝 ヤーレンズが登場!ネタ披露にアルピー爆笑🤣続きはABEMAで📺【#しくじり先生 #ヤーレンズ #しくじり放送室 】 – しくじり先生 俺みたいになるな!!【公式】
この一件、タイミングが絶妙でした。
釈明から2日後の2023年12月24日、ヤーレンズはM-1グランプリ2023の決勝に進出。
最終決戦で令和ロマンと4対3の接戦を演じ、準優勝という結果を残しました。
注目度が急上昇していたまさにそのタイミングで起きた出来事だったことが、拡散力の大きさにつながったと考えられます。
ちなみに令和ロマンとヤーレンズは「ヤレロマ」と呼ばれるツーマンライブを行うほど親しい間柄。
M-1の最終決戦は、決して険悪なライバル対決ではありませんでした。
その後もヤーレンズはM-1グランプリ2024・2025と3年連続で決勝に進出し、どちらも5位という成績を残しています。
実はもう一つ、話題になった発言がある

出典:【公式】ヤーレンズ 漫才『流行りの歌が歌えない』 – ヤーレンズオフィシャルチャンネル
「法的措置」騒動から時間が経った2025年5月8日にも、ヤーレンズの発言が話題になった出来事があります。
TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」で、楢原真樹さんが前日報じられたLINE流出報道に触れました。
「別に誰のこととは言わないけどさ、LINEって流出しがち。なんで?どうやって流出するの?」
「Kakao Talkに変えようかな」
この発言に、出井さんが「お前…聞くな、そんなこと」とツッコミを入れる場面もありました。
こちらは東スポWEBなどで報じられ話題になったものの、大きな批判には発展していません。
意外と知られていない事実:楢原真樹の「嫌われ伝説」

出典:ヤーレンズ出井にパワハラ&セクハラ – NANSE channel
ここまでの2つの話題とは別に、楢原さんには昔から「嫌われ伝説」と呼ばれるエピソードがあります。
バイト先では、働き始めてから数時間でオーナーの妻に「うちの奥さんが君とは働きたくない」とクビを告げられたことがあるそうです。
出井さんが紹介した女性からは「あんなヤバい人なかなかいない」「もう解散したほうがいいと思う」とまで言われた、というエピソードも報じられています。
出井さんはこの相方について「対人が苦手。人間関係では損をしているが、漫才では得をしている」と評しています。
裏を返せば、この独特な人間性こそがヤーレンズの唯一無二の芸風を支えている、とも言えそうです。
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まとめ

出典:交際を2年間黙っていたスタッフにキレるヤーレンズ – ヤーレンズオフィシャルチャンネル
ヤーレンズの「炎上」の正体は、2023年12月19日のトークライブでの「法的措置」発言が切り取られ拡散したものでした。
背景にはファンアートのタグ付け・事務所送付への対応に困っていた事情があり、出井さんは3日後に「実際にそうした動きはしない」と釈明しています。
しかもこの騒動の2日後には、M-1グランプリ2023で準優勝という結果を残しました。
2025年には楢原さんのラジオ発言も話題になりましたが、こちらは大きな批判には発展していません。
コンビとしての注目度が上がるたびに何かしら話題を提供してしまう。それもまたヤーレンズらしさなのかもしれません。
