「吉本を辞めてよかった」——出井隼之介がこう断言したのは、M-1グランプリ2023準優勝から約1年後のことです。
劇場カーストになじめず、友だちもゼロ。それでも東京へ出て、別の事務所で再出発する。その決断が、今のヤーレンズを作りました。
所属事務所・年収・経歴、三つの視点からヤーレンズのキャリアの全貌を掘り下げます。
ヤーレンズの所属

出典:【ヤーレンズ】漫才「ファミレス」2018.8.8(木)ケイダッシュステージゴールドライブより – ケイダッシュステージ公式チャンネル
ヤーレンズの所属事務所はケイダッシュステージ(東京)です。
もともとは吉本興業に所属していましたが、2014年1月に退所。同年、ケイダッシュステージへ移籍しました(出典:ケイダッシュステージ公式プロフィール)。
なぜ吉本を辞めたのか
「スかし過ぎて劇場で大いに嫌われた」——これが出井が明かした大阪時代の実態です(Lmaga.jp、2024年1月)。
客受けは良いのに内部評価が低い、という矛盾したストレスが積み重なっていました。
楢原に至っては「友だちゼロ、上京すると言っても誰にも止められなかった」と告白しています。
M-1ファイナリストがかつてそんな状況にいた——ちょっと意外ですよね。
ケイダッシュステージ移籍後は環境が一変し、出井は「泣けてくる」「良い関係性」と評価しています(sirabee、2025年1月)。「辞めてよかった」という言葉は、その変化の大きさを端的に表しています。
ヤーレンズの年収

出典:【偏差値37】ヤーレンズの学歴をおさらい – ヤーレンズオフィシャルチャンネル
公式な発表はなし
ヤーレンズの年収について、公式な数字は明らかにされていません。
ただ、M-1準優勝後に出井がCanCamの連載内で「収入は今のところ心配御無用」と発言しており、収入面の安定を示唆しています。
M-1決勝進出前は「食える月もあれば食えない月もある」という不安定な状況が続いていたと本人が告白していた点と比較すると、M-1後の状況は大きく変わったようです。
YouTubeからの推定収入は?
YouTubeチャンネルについては、年間94万〜661万円程度の広告収入があると推計されています(YouTuber世論調査による)。
幅が大きいのは、再生数や広告単価の変動があるためです。あくまで推計値であり、実際の収入にはテレビ出演・ライブ・ラジオなど複数の活動が加わります。
芸能活動全体の収入については、公式な発表がない以上、全体像は把握できません。ただ出井の「心配御無用」発言から、M-1以降は安定した収入を得ていると見るのが自然です。
ヤーレンズの経歴

出典:【懐古】なぜヤーレンズは懐かしのバラエティを正式名称で言うのか?【平成】 – ヤーレンズオフィシャルチャンネル
結成からコンビ名変遷まで
ヤーレンズの結成は2011年9月。NSC大阪校出身の楢原真樹(28期)と出井隼之介(29期)が「ヒートアップ」というコンビ名で活動を始めました。
その後「パープーズ」→「ヤーレンズ」と2度改名しています。
知ってました?「ヤーレンズ」というコンビ名は、楢原の母親の口癖「やーれん(やれやれ)」が由来とされています。2度改名してたどり着いたのが、実は家族の言葉だったというわけです。
主要な経歴を年表で振り返る
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2011年9月 | 「ヒートアップ」としてコンビ結成(NSC大阪校) |
| 2012年 | 「THE MANZAI」認定漫才師50組に選出 |
| 2014年 | 吉本興業を退所、ケイダッシュステージへ移籍 |
| 2023年1月 | オールナイトニッポンPODCAST 土曜パーソナリティ就任 |
| 2023年12月 | M-1グランプリ2023 準優勝(令和ロマンと3票対4票の接戦) |
| 2024年2月 | 「ビートたけし杯 お笑い日本一」優勝 |
| 2024年3月 | テレビ初冠番組「ヤーレンズの上京したけど戻れぬ故郷」(ABCテレビ)放送 |
| 2024年・2025年 | M-1グランプリ決勝に連続進出(いずれも5位) |
(出典:Wikipedia、geireki.net)
M-1 2023最終決戦の激戦
2023年のM-1最終決戦は、令和ロマンとの3票対4票という僅差でした。
結成12年目でついたどり着いたファイナル——しかし、あと1票届かずの準優勝。
それでも、この一夜でヤーレンズの名前は全国区になりました。翌年には「ビートたけし杯」で優勝、冠番組を獲得、さらにM-1決勝へ連続進出と、一気に活動の幅を広げています。
M-1準優勝から冠番組獲得まで約3ヶ月というスピード感は、それだけ世間へのインパクトが大きかったことの証といえます。
メンバープロフィール
| 楢原真樹(ボケ) | 出井隼之介(ツッコミ) | |
|---|---|---|
| 生年月日 | 1986年11月17日 | 1987年3月2日 |
| 出身地 | 大阪府 | 神奈川県 |
| NSC | 大阪校28期 | 大阪校29期 |
(出典:Wikipedia)
出身が大阪と神奈川の二人が、大阪のNSCで出会い、東京で花開く——ヤーレンズらしいキャリアの転がり方です。
意外と知られていないこと:コンビ名の本当の由来

出典:誰と仲良いの?同期は?ヤーレンズの芸人相関図! – ヤーレンズオフィシャルチャンネル
「ヤーレンズ」は語感がおしゃれで、外国語っぽく聞こえますよね。
ところが実際は、楢原の母親が口癖のように言っていた「やーれん(やれやれ)」から来ているとされています。
「ヒートアップ」「パープーズ」と経て2度改名し、最後に行き着いたのが家族の言葉だったというのは、大阪での苦境を知っているからこそ、どこかじんとくるエピソードです。
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まとめ

出典:ヤーレンズ【決勝ネタ】<ファーストラウンド> M-1グランプリ2025 – M-1グランプリ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属事務所 | ケイダッシュステージ(東京) |
| 移籍経緯 | 2014年に吉本興業を退所し移籍 |
| 年収 | 公式発表なし。M-1後「心配御無用」と発言。YouTube推計:年94万〜661万円 |
| 結成 | 2011年9月(「ヒートアップ」→「パープーズ」→「ヤーレンズ」と2度改名) |
| 主な実績 | M-1グランプリ2023準優勝、ビートたけし杯優勝、M-1決勝連続進出(2024・2025年) |
吉本での暗黒時代を経て、移籍・改名を繰り返しながら全国区へ。ヤーレンズの仕事・キャリアは、12年越しの積み上げの産物でした。
