初球のバント構えが映した、ミルウォーキーの第2戦

出典:【衝撃】大谷翔平が初球バントの構え 不振の4番が見せた覚悟とNLCS第2戦 – Japan Daily News
1年前、同じブルワーズ相手に1試合3本塁打を放った男が、6回の打席で初球にバントの構えを見せました。
大谷翔平選手です。
2026年10月12日(日本時間13日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦。ドジャースは敵地ミルウォーキーで4-7と敗れ、0勝2敗になりました。試合後、ムーキー・ベッツ選手が大谷選手の不振を「見ていてつらい」と語っています。
4打席すべて凡退
中日スポーツの報道によると、「4番・指名打者」で出た大谷選手は4打数ノーヒットでした。
- 第1打席:空振り三振
- 第2打席:三ゴロ
- 第3打席:空振り三振(初球にバントの構え)
- 第4打席:左飛
投じられた18球のうち13球が速球系でした。ブルワーズは「速球系を打てていない」というデータをもとに、容赦なく押してきたと報じられています。
ベッツの言葉と、試合前に見えていた変化

出典:ベッツ、大谷翔平の不振に本音「見ていてつらい。僕たちには彼が必要だ」|ドジャース – Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast
「僕たちには彼が必要なんだ」
ベッツ選手は連敗後の取材で、こう話しました。
「つらいよ。見ていて本当につらい。でも、彼は一生懸命取り組んでいるし、何とかそこから抜け出してくれることを願っている。僕たちは、彼が努力していることを分かっている。彼の復調は本当に大きなことになる。僕たちには彼が必要なんだ。間違いなく必要なんだよ」
嘆きの言葉でありながら、軸になっているのは「必要だ」という訴えです。
3日連続の屋外フリー打撃
中日スポーツによれば、大谷選手はふだん屋内ケージでの調整を好みます。それが第2戦の前は3日続けて屋外でフリー打撃をこなし、31スイングで9本塁打を放ちました。
敵地では早く着替えてバスに乗るのが常でしたが、第1戦の後はクラブハウスに残っていたそうです。治療や体のケアのためとみられています。
ロバーツ監督は開幕前、状態を「100パーセントではないが、十分戦える状態」と話していました。
バントの構えには、ファンから「そんな調子悪いのか」「なんか涙が出た」といった声が出ています。
数字で見る、1年前との落差

出典:【数字で見る大谷翔平】2024年レギュラーシーズンに大谷が記録した「数字」を「詳しく」見ると、改めて大谷のヤバさを思い知る! – MLB通訳チャンネル
Sports Illustratedの集計で、2年分のポストシーズンを並べるとこうなります。
| 2025年(17試合) | 2026年(6試合) | |
|---|---|---|
| 打率 | .265 | .150 |
| 出塁率 | .405 | .261 |
| 長打率 | .691 | .150 |
| 本塁打 | 8 | 0 |
2026年の3安打はすべて単打。打点もありません。優勝決定シリーズ2試合に絞ると7打数1安打、3三振です。
3本塁打の夜から約1年
2025年10月17日の第4戦、大谷選手は6回無失点10奪三振で投げ、打っては3打数3安打のソロ3発。5-1の快勝でワールドシリーズ進出を決めました。この夜、ベッツ選手は大谷選手をマイケル・ジョーダンになぞらえています(Bleacher Report)。
SIは「1年前は大谷がブルワーズを敗退させた。今度はブルワーズがあと2勝で、その仕返しを果たす」と書きました。
不調は突然ではなかった
本塁打は8月18日のコロラド戦を最後に止まり、その後24試合ノーアーチ。9月上旬には膝と上腕二頭筋の痛みで負傷者リスト入りしました。レギュラーシーズン最後の18試合は打率.157、29三振、wRC+51です。
次戦に向けた焦点

出典:【衝撃の本音】「才能だけではない」大谷翔平を見た球団幹部が「二度と現れない」と語った、誰も知らない努力 – 大谷ニュース解説チャンネル
Full-Countは試合後、「次戦スタメン落ちの可能性」「監督と話し合いへ」と報じました。この見出しはYahoo!ニュースのアクセスランキング上位に入っています。記事本文は確認できておらず、ロバーツ監督の最終判断も現時点で不明です。
不振は大谷選手ひとりの問題でもありません。2試合のチーム成績は打率.169、出塁率.261、長打率.186で、長打は1本、得点は計5。複数安打を記録したのはベッツ選手とテオスカー・ヘルナンデス選手だけでした。
ブルワーズのリリーフ陣は2試合で9回2/3を無失点、15奪三振。第2戦は4投手の継投で5イニングを完全に抑え、ポストシーズン記録になりました。年俸総額がドジャースの半分以下という球団が、この壁を築いています。
3連覇を狙うチームにとって、中日スポーツの言う「直近の3年で最大の試練」です。ベッツ選手の「必要なんだ」に、大谷選手が打席で答えるのかどうか。第3戦のスタメン発表が最初の分かれ目になります。
