エジプトが92年待った初勝利、決めたのは34歳サラー

出典:【時代の終焉】王様の勇退!エジプトのキング モハメド・サラーの人生を解説 – フットボールヒストリー
エジプト代表が、ついにワールドカップで勝ちました。
2026年6月21日(日本時間22日)、北中米共催のFIFAワールドカップ2026・グループG第2節。
相手はニュージーランド代表。先制を許す苦しい展開から、3-1で逆転勝利を収めました。
これが、なんとW杯初出場(1934年)から92年越し、4度目の出場にして悲願の初白星です。
逆転ゴールを決めたのは、エースでキャプテンのモハメド・サラー(リバプール、34歳)。
試合後、サラーは「本当に信じられない気持ちだよ。ひと言でどう表現すればいいのか分からないね」とコメントしています。
0-1からの逆転劇、ゴールの流れを整理

出典:【最恐最速のFW】モハメド・サラーが本気でドリブルしたらこうなる… – SPORTS FOOTBALL
試合は、エジプトにとって我慢の立ち上がりでした。
Football365の試合リポートなどによると、得点の流れはこうです。
- 前半15分:フィン・サーマン(NZ)のヘディングでNZが先制(0-1)
- 後半58分:モスタファ・ジーコのヘディングで同点(1-1)
- 後半68分:サラーがジーコとのワンツーから左足で流し込み逆転(2-1)
- 後半82分:トレゼゲのヘディングで突き放す(3-1)
同点弾を頭で決め、さらにサラーの逆転弾もお膳立てしたジーコが、この日の流れを引き寄せた立役者でした。
なお、サラーのゴール時間は媒体により「67分」「後半22分」などと表記が分かれますが、いずれも後半中盤の同じ逆転弾を指しています。
「2分5敗」だった歴史、ようやく動く

出典:モハメド・サラーで見る高速右ウイングの動き!爆速王のプレー。 – tube matu
エジプトのW杯は、ずっと勝てない歴史でした。
出場は1934年・1990年・2018年・2026年の計4回。
初勝利までの通算成績は、過去7試合で2分5敗。直近の2018年ロシア大会は、1次リーグ3戦全敗に終わっていました。
だからこそ、この1勝の重みは格別です。
サラー自身も「これから何年も経ったときに、この勝利はエジプトの歴史の中でも最高の成果のひとつとして思い出されるはずだ」と語っています。
第1節ベルギー戦で生まれた「誕生日」の記録
実は、この勝利の前にも一つの記録が生まれていました。
第1節のベルギー戦(6月15日)は、サラーの34歳の誕生日。
この日サラーは前半に先制点を直接アシストし、サッカーキングの報道によると誕生日当日にW杯で得点関与を記録した史上初のアフリカ人選手となりました。
アシストを受けて先制点を決めたのは、エマム・アシュール(28、アルアハリ)。
この先制点で、エジプトは1990年大会以来36年ぶりにW杯で勝ち点1を手にしましたが、後半に追いつかれ1-1。初勝利はこの日お預けとなりました。
意外と知られていない事実:プレミア得点王4回の34歳

出典:【エピソード99連発】あなたの知らないモハメド・サラー – サッカートリビア
ここで一つ。
逆転弾を決めたサラーは、プレミアリーグ得点王を4回も獲得している世界屈指のストライカーです。
そんな選手をもってしても、W杯の白星は今回が初めて。今大会が3回目のW杯出場でした。
クラブで輝かしい実績を重ねても、代表でW杯を勝つことの難しさが、この事実から伝わってきます。
今後の展望:グループ突破へ首位発進

出典:モハメド・サラーが作る3000年超えられない記録!? – サッカーキング
この勝利で、エジプトはグループGで2試合を終えて勝ち点4を獲得し、首位に立ちました。
サラーは「この流れを続けていければと思う。僕たちは歴史を作ることができるし、まずはグループを突破することが目標だ」と前を見据えています。
92年越しの初勝利を、グループステージ突破という次の歴史につなげられるか。
エジプトとサラーの戦いから、目が離せません。
