戦いたくないウルトラマン、岩崎碧主演で幕を開けた

ファイティングポーズが、どこか頼りない。
ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンテオ』の主人公は、あえてそう作られています。
キャッチコピーは「戦いたくない…でも、みんなを守りたい!」。シリーズ60周年を記念する本作は、2026年7月4日からテレビ東京系6局ネットで毎週土曜あさ9時に放送中です。
主人公・光石イブキ/ウルトラマンテオ役を演じるのは岩崎碧さん。本作がテレビドラマ初主演となります。
イブキは怪獣に故郷の惑星H12を滅ぼされ、地球に逃れてきた宇宙人という設定です。防衛チームではなく、通う明心大学の天文研究会の仲間たちと行動を共にします。
あえて「弱く」設計されたファイティングポーズ

出典:【ウルトラマンテオ】いよいよ初回!新たな主人公・光石イブキ役の岩崎碧を深掘り「ウルトラマンテオ」放送直前インタビュー – シネマトゥデイ
2026年8月7日から17日にかけて大阪で開催されたイベント「ウルサマ2026」で、製作の裏側が明かされました。
登壇したメイン特技監督の辻本貴則さんは、テオについて「戦いたくない、戦いを好まないウルトラマン」「できれば戦わずに済ませたい」というキャラクターだと説明。
スーツアクターとの製作過程で、ファイティングポーズをあえて弱々しく見せる演出を重ねたと明かしています(テレビ大阪のプレスリリースより)。
講談社のTELEMAGAが公開した分析記事も、「ここまで『戦いたくない』という思いを持っている主人公は珍しい」と指摘しています。
テオは戦闘経験に乏しく、パンチやキックといった基本動作も未熟という設定です。一方でテオシウム光線などの光線技には、相応の威力が備わっています。
岩崎碧が語る、役との重なり

出典:岩崎碧、22歳でウルトラマンに!「信じられない」本人を支えた母の言葉🥹✨#岩崎碧 #ウルトラマンテオ #ウルトラマン #ウルトラマン60周年 #光石イブキ #ウルトラヒーローズE – TBS NEWS
「僕自身も争いごとが大嫌いで、そこは自分としても共感できるポイント」
岩崎碧さんはシネマトゥデイのインタビューで、イブキというキャラクターについてこう語っています。
初変身シーンを演じる際は、「誰かを守りたい」という気持ちの部分を強く意識したそうです。
イブキの心境は物語の中で変化していきます。バンダイナムコフィルムワークス公式サイトのインタビューで岩崎さんは、「最初は『目の前の少年と犬を助けたい』という思いだけで変身するが、天文研究会の仲間やプッチーと関わる中で『大切な人たちを守りたい』という決意に変わっていく」と説明しました。
主演決定当初については「60周年記念作品の主演という重圧はありましたが、『作品への熱量だけは誰にも負けない』という覚悟で演じた」とも振り返っています。「ヒーローだって悩み、落ち込む」という言葉も残しました。
配信114万回再生、そして本日は特別総集編
放送と並行して配信されている本編は、開始からわずか2週間で100万回再生を突破しました。
WEBザテレビジョンの報道によると、2026年8月11日時点で114万回再生、3.4万いいねを記録しています。
国内配信はYouTube、TVer、U-NEXT、Amazon Prime Videoなど。海外でも香港、台湾、インドネシア、マレーシア、韓国、シンガポール、タイで世界同時期に多言語展開しています。
そして本日2026年8月22日には、特別総集編「超時空からこんにちは」が放送されます。
Blu-ray BOXの発売は2027年3月26日を予定。戦うことをためらう主人公が、天文研究会の仲間との関わりの中でどう心を決めていくのか、今後の放送でも描かれていきます。
