東京地裁がてんちむさんに命じた賠償額は、3億8457万4504円。
2024年12月16日の判決を、本人はYouTubeで「圧倒的敗訴。ボコボコですね」と表現しました(Real Sound、ライブドアニュース報道)。
なぜ、人気YouTuberがここまでの事態に至ったのか。
てんちむさんの炎上理由は、実は1つではありません。「ナイトブラ詐欺」と呼ばれる騒動を軸に、大麻、巨額返金、そして裁判と、複数の出来事が連鎖しています。
この記事では、その流れを時系列で整理します。
てんちむの炎上理由の核心は「ナイトブラ詐欺」

出典:てんちむさん敗訴「ナイトブラ」を巡る裁判で約3億8000万円の賠償命令!弁護士はこう見る! – 岡野タケシ弁護士【アトム法律グループ】
最大の炎上理由は、自身がプロデュースしたバストアップ用ナイトブラ「モテフィット(Mote Fit)」をめぐる騒動です。
問題の本質は、こうです。
てんちむさんは豊胸手術を受けていた事実を隠したまま、「サプリ・マッサージ・補正ブラで育乳に成功した」と宣伝していました。
つまり、本当は手術でバストアップしていたのに、あたかも商品の効果であるかのように見せていた——これが「詐欺だ」と批判された理由です。
ちなみにモテフィットは、2018年にプロデュースされた商品。
累計販売枚数は約55万枚、総売上は約37億円という、まぎれもないヒット商品でした(わさビーフンのメモブログほか)。
だからこそ、発覚後の影響も大きかったわけです。
豊胸隠しと同時に発覚した「大麻使用」

出典:てんちむが大麻と豊胸した事がバレて炎上してる件【2020/09/01】 – 加藤純一切り抜き集
炎上が加速したのは、もう1つの問題が同時に表面化したからです。
それが、海外での大麻使用。
2020年9月2日、てんちむさんは自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画「応援してくださっている皆様へ」を公開しました。
黒いスーツ姿でカメラの前に立ち、豊胸を隠していたことと大麻使用の両方を認めて謝罪。
大麻については、こう説明しています。
> 「使用時には認識しておらず、さらに現地が合法なら大丈夫なのではと二重に誤認識をしていました。表に出る仕事をする人間として、自覚のない、極めて軽率な行動だったと深く反省しております」
ただ、「海外(現地は合法)での使用」という説明に対しては、弁護士から「合法地でも日本人には問題がある」旨が指摘されました(KAI-YOU、ユーチュラ報道)。
この謝罪動画が公開された時点での登録者数は、137万人。
影響力の大きさが、騒動を一段と大きくしたと言えます。
約3億5000万円の「自腹返金」という異例の対応

出典:【経験談あり】てんちむさんが巨額の賠償金を請求されている件について解説します – 堀江貴文 ホリエモン
ここで注目すべきは、謝罪後の対応のスケールです。
てんちむさんは謝罪動画で、バストアップ商品を自費で返金すると表明しました。
その規模が、けた違いでした。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 返金問い合わせ件数 | 約2万件 |
| 返金総額 | 約3億5000万円 |
| 支払い実現スピード | わずか半年で約5億円 |
トリプルワークで自腹返金すると公言し、実際に動いた——この点は、炎上対応としては異例の対応でした。
なお、騒動の発覚より前の2019年9月には「痩せる注射」紹介でも炎上していたと、後に余罪として報道されています(東京スポーツ)。
炎上が「単発ではなかった」ことも、批判が長引いた一因です。
裁判で約3億8457万円の賠償命令、そして控訴へ

出典:てんちむ「3億8457万4504円」賠償と動産執行について解説します – 堀江貴文 ホリエモン
返金とは別に、販売元との法廷闘争も続いていました。
ナイトブラ「モテフィット」の販売元・YUIKU株式会社は、約5億円の損害賠償を求めて提訴。
返金問題について同社は「極めて遺憾」との声明を出しています。
そして2024年12月16日、東京地裁はてんちむさんに約3億8457万円(正確には3億8457万4504円)の賠償を命じる判決を下しました(請求の一部認容)。
裁判の渦中では、愛用のバーキン(ブランドバッグ)の差し押さえが確定したことを本人が告白。
「守れる方法は勝訴のみ」と語っていました(Real Sound報道)。
結果は敗訴。
しかし2025年1月10日、てんちむさんはYouTubeで判決を不服として控訴したことを報告します。
> 「100%悪いと思われるのも癪」「納得できないまま自己破産したくない」
こう述べ、争う姿勢を示しました(集英社オンライン報道)。
なお、これに先立つ2023年9月末には、無期限の活動休止を発表しています。
意外と知られていない事実——最初の炎上は「小学生時代」

出典:【宮迫 てんちむ】中学生でも月収100万円!中学生失格時代のてんちむ錬金術【切り抜き】 – 宮迫切り抜きですッ!【切り抜き】
ここまで読むと、てんちむさんの炎上は大人になってからの出来事に思えます。
でも、実は最初の炎上はもっと前。
小学生時代までさかのぼります。
てんちむさんは2004年4月、小学5年生でNHK教育『天才てれびくんMAX』のてれび戦士「てんかりん」としてレギュラー出演を開始しました。
ところが2007年3月に番組を卒業した直後、同年9月に開設した携帯ブログのプライベート写真がネットで炎上。
素行不良が問題視され、2008年には事務所を退所して一旦芸能界を引退しています(Wikipedia、stillnessのブログほか)。
つまり、ナイトブラ騒動は「初めての炎上」ではなかったわけです。
その後2009年に個人ブログが注目を集め、ギャル系モデル・タレントとして復帰した経緯があります。
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まとめ:てんちむの炎上理由を5つに整理

出典:【炎上から半年】借金を完済したてんちむの天てれ時代から現在までのお金事情を大暴露 – 三崎優太 元青汁王子
てんちむさんの炎上理由を時系列で整理すると、こうなります。
- 2007年:小学生時代のブログ写真で初炎上、一時引退
- 2018〜2020年:ナイトブラ「モテフィット」の豊胸隠しが「詐欺」と批判される
- 2020年9月:豊胸隠しと海外での大麻使用を同時に謝罪
- 2020年以降:約2万件・総額約3億5000万円の自腹返金を実行
- 2024年12月:販売元との裁判で約3億8457万円の賠償命令、翌2025年1月に控訴
単なる「炎上タレント」という言葉では片づけられないのが、この一連の流れの特徴です。
約3億5000万円を自腹で返金しながら、裁判では「納得できない」と控訴する——その姿勢の是非は、いまも議論が分かれるところです。
判決は確定しておらず、控訴審の行方は2025年1月時点で続いています。
