お笑い芸人なのに、恋愛文学の賞を獲っている人。
それがヒコロヒーさんです。
2025年7月31日、小説集『黙って喋って』で第31回島清恋愛文学賞を受賞(Wikipedia)。
ピン芸人がコントだけでなく「文章」でも評価される。この二刀流っぷり、ちょっと異色ですよね。
この記事では、結婚や家族の話ではなく、ヒコロヒーさんの「仕事のキャリア」だけに絞って経歴を追いかけます。
ヒコロヒーの経歴を年表で一気に整理

出典:▼2024年ラスト未公開/ヒコロヒーの悩み ミキティが斬る!/京子来年の目標を宣言「〇〇する!」《キョコロヒー/齊藤京子/ヒコロヒー》 – 動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】
まずは流れを掴むために、時系列でまとめます。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1989年10月15日 | 愛媛県で誕生 |
| 2008年4月 | 近畿大学 文芸学部に入学、落語研究会へ |
| 2011年 | 松竹芸能(大阪)に特待生で入所 |
| 2013年3月 | 近畿大学を中退(当時23歳) |
| 2014年4月 | 松竹芸能 東京へ移籍 |
| 2021年 | 冠番組「キョコロヒー」でブレイク |
| 2025年7月 | 小説で島清恋愛文学賞を受賞 |
(出典:Wikipedia、ORICON NEWS)
デビューからブレイクまで約10年。下積みの長さが、この年表からも見えてきます。
経歴の出発点は大学の学園祭だった

出典:京子が卒業後にやりたい企画《キョコロヒー/齊藤京子/日向坂46/ヒコロヒー》 – 動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】
ヒコロヒーさんが芸人になったきっかけ、知ってました?
大学2年の学園祭。
落研の先輩に頼まれて披露した一人コントが、すべての始まりでした。
このネタを見ていた松竹芸能大阪のマネージャーにスカウトされ、芸人への道が開けます(Wikipedia、cyacyacyan)。
しかも入所のきっかけは「就活」。
ラジオ関西トピックスの記事(2021年7月)によれば、本人は当初就職する予定で、映画やラジオに関わる仕事を希望して松竹芸能の門を叩いたといいます。
「お笑いで天下を獲るぞ」というより、興味の延長線上にステージがあった。この入り口の自然体さが、ヒコロヒーさんらしさかもしれません。
約200本のコントが芸人キャリアの土台

出典:ヒコロヒー『村の生贄』 – 松竹芸能 公式チャンネル/SHOCHIKU GEINO ch
ヒコロヒーさんの芸風は、一人コント。
通称「ヒッコロコント」と呼ばれ、その持ちネタは約200本にのぼります(Wikipedia、ORICON NEWS)。
200本って、想像してみてください。
毎日違うネタを出しても、半年以上ネタが尽きない計算です。
2013年12月には初の単独ライブ「ヒッコロコメディショー」を開催。
テレビの前から、まずは舞台でコントを積み上げてきた。この「コントが基盤」という点が、後の文筆活動にもつながっていきます。
ORICON NEWSの記事(2021年)でも、芸人人生の基盤は“コント”だと語られています。
賞レースの下積みからブレイクへ

ブレイクの裏には、長い「準決勝・準々決勝止まり」の時期がありました。
主な賞レースの成績を整理します。
- THE W:2017〜2020年は準決勝敗退、2021年12月にようやく決勝進出
- R-1グランプリ:2021年・2022年ともに準決勝敗退
- M-1グランプリ:みなみかわさんとの即席コンビで2019年3回戦、2020年は準々決勝
(出典:Wikipedia)
あと一歩、が続いた数年間。
この下積み期は、昼は事務職、夜はスナックのアルバイトという掛け持ち生活だったとも報じられています。
転機は2021年。
冠番組「キョコロヒー」の開始を機に、一気に注目を集めました(Wikipedia)。
2023年には「GQ MEN OF THE YEAR 2023」でブレイクスルー・エンターテイナー賞も受賞しています。
芸人から文筆家へ|経歴のもう一つの軸

出典:#14「ヒコロヒーの大学落研と大阪松竹時代」(ゲスト:ヒコロヒー) – さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE
ヒコロヒーさんの経歴を語るうえで外せないのが「書く仕事」です。
きっかけはnoteに綴っていた文章。
これが評価され、2021年に初のエッセイ集『きれはし』として書籍化されました(お笑いナタリー、松竹芸能)。
そこから歩みは止まりません。
- 2024年1月31日:小説集『黙って喋って』を出版
- 2025年7月31日:同作で第31回島清恋愛文学賞を受賞
(出典:Wikipedia)
さらにドラマ「トーキョーカモフラージュアワー」では連続ドラマ初脚本を担当。
コント約200本で鍛えた「言葉のセンス」が、エッセイ・小説・脚本へと枝分かれしていった。芸人という肩書きだけでは収まらないキャリアです。
意外と知られていない経歴の一面

出典:ヒコロヒー x 西加奈子 仮説の仮説 #01 「SNSなんてイキリの権化ちゃう?」 – Unknown わからないいこと、ap bank official
最後に、あまり知られていないエピソードを1つ。
ヒコロヒーさんはYouTubeで「ヒコロヒーの金借りチャンネル」を開設しています。
この企画、なんと「芸人活動に集中するために総額500万円を借りる」という目的(Wikipedia)。
発想がもう、コントです。
お金を借りる過程すらコンテンツにしてしまう。この姿勢に、約200本のネタを生み出してきた人の地力を感じます。
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まとめ

出典:【ヒコロヒーと河辺の店で飲み隊】三村とのLINE事件&波乱のNY旅 – さまぁ〜ずチャンネル
ヒコロヒーさんの経歴を振り返ると、軸は2本あります。
- 芸人:学園祭の一人コントが原点。松竹芸能で約200本のネタを積み、2021年ブレイク
- 文筆家:noteからエッセイ『きれはし』、小説『黙って喋って』で2025年に島清恋愛文学賞を受賞
10年以上の下積みを経て、コントと文章という二つの武器を磨き上げてきた人。
舞台と原稿用紙、その両方で結果を出している経歴こそ、ヒコロヒーさんの強さだと言えます。
