上谷沙弥が中野たむを引退に追い込んだ「敗者引退マッチ」とは

2025年4月27日、横浜アリーナ。
この日、ひとりの女子プロレスラーが引退しました。ただし引退したのは上谷沙弥さんではありません。
師匠でありライバルでもあった中野たむさんのほうです。
この試合、事前に「引退ロード」を組むのが通例の業界で、勝敗そのものでどちらかが引退する「敗者即引退マッチ」という異例の形式でした。
ワールド・オブ・スターダム王座戦として行われた約26分の激闘。上谷さんは必殺技「スター・クラッシャー」で勝利し、王座防衛と現役続行を勝ち取ります。
この記事では、そんな上谷沙弥さんの仕事とキャリアを、年収・経歴・引退試合の3つの角度から整理します。
上谷沙弥の引退試合の真相

まず最初にハッキリさせておきます。
上谷沙弥さんは、引退していません。現役バリバリです。
「引退試合」として検索される理由は、2025年4月の横浜アリーナ大会(ALL STAR GRAND QUEENDOM 2025)にあります。
なぜ「敗者引退マッチ」だったのか
プロレスTODAYや東スポWEBの報道(2025年4月)によると、この一戦は負けたほうがその場で引退という条件で組まれました。
結果は上谷さんの勝利。敗れた中野たむさんが、リングを去ることになります。
師弟関係にあった2人による決着戦は、Number Webでも「賛否を呼ぶ」形式として取り上げられました。試合結果で引退者が決まる演出は、それだけ重かったわけです。
試合後の言葉が胸を打つ
勝利後、上谷さんはこう言い放ちました。
「お前のすべてを奪って分かった。私はお前のことが大好きだ」
対する中野さんの返しは「たむの呪いを一生背負って生きるんだよ」。
愛と憎しみが入り混じった言葉のあと、2人は演出なしの暗転とともに退場し、興行は静かに幕を閉じました。
上谷沙弥の経歴

意外かもしれませんが、上谷沙弥さんのスタートはプロレスではありません。
アイドルでした。
デビューまでの道のり
1996年11月28日、神奈川県生まれ。身長168cm、体重58kg、血液型はAB型です。
2016年に太田プロダクションのワークショップオーディションに合格。2018年10月には、中野たむさんプロデュースのアイドルユニット「スターダム★アイドルズ」へ加入します。
そこからレスラーへ転身。2019年1月にスターダム練習生となり、同年8月10日、後楽園ホールでの渡辺桃戦でデビューしました。
引退に追い込んだ相手が、もともとの恩人だった。この因縁を知ると、横浜アリーナの一戦の重みが変わってきますよね。
王座戴冠とヒールターン
デビュー年の2019年12月、「ルーキー・オブ・スターダム」優勝で新人王を獲得。
2021年には中野たむさんを破ってワンダー・オブ・スターダム王者となり、最多連続防衛記録15回を樹立します。同年のシンデレラトーナメントも制覇。
転機は2024年7月28日。ヒールユニット「H.A.T.E.」に加入し、悪役へ転向しました。
「絶対向いてない」と言われた中での決断でしたが、Woman typeの記事によると、ここから大ブレイク。本人は「他人の助言なんて、一切あてにならねえよ」と語っています。
獲得タイトルはワンダー、ワールド、ハイスピード、ゴッデス、STRONG女子など多数。“令和の極悪女王”の異名が定着しました。
上谷沙弥の年収

出典:現在単独エースとして団体を支える上谷沙弥。上谷と団体トップの座を競い合う『新・四天王』は誰? – 【スターダム】女子プロレス夜話
ここが一番気になるところですよね。
結論から言うと、上谷沙弥さんの年収は公開されていません。
具体的な金額は非公開
スターダムも本人も、年収や給料を明らかにしていません。各種ソースを探しても、本人の数字を示す公開情報は存在しないのが実情です。
参考までに、女子プロレス界全般では「月収プロレス10万円+芸能10万円」という別の元選手の証言や、過去の給料未払い環境を伝える報道もあります。
ただし、これらはあくまで業界の一例であって、上谷さん本人の数字ではない点に注意が必要です。
2025年に収入源が一気に拡大
金額は不明でも、収入の伸びを裏づける動きはハッキリしています。
2025年、上谷さんはテレビ出演を急増させました。
- 『ラヴィット!』金曜シーズンレギュラー(7〜9月)
- 『千鳥の鬼レンチャン』
- 『KUNOICHI』『SASUKE』
さらに東京スポーツ制定の「2025年度プロレス大賞」では、女子選手として史上初のMVPを受賞しています。
試合やグッズだけでなく、メディア出演という新しい柱が加わった。これが収入面に与えた影響は小さくないはずです。
意外と知られていない事実

上谷さんの活躍が、テレビ業界の歴史を動かしました。
2025年9月26日、彼女の人気がきっかけで、地上波で23年ぶりとなる女子プロレスの生中継が実現したのです(ORICON報道)。
このとき本人は「本当に幸せです」と号泣。
『ラヴィット!』レギュラー就任時には「この3ヶ月間でラヴィットメンバーの心を黒く染めてやる」と宣言し、朝の生放送でもヒールキャラを貫きました。
悪役を演じきる覚悟が、結果として女子プロレス全体の地上波復活を呼び込んだ。これはなかなかできることではありません。
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まとめ

出典:【プロレスラー・上谷沙弥】「挑戦しない方が怖い」 アイドル目指した過去“人生のどん底”から“MVP”へ – 日テレNEWSカルチャー【公式】
上谷沙弥さんの仕事とキャリアを、キーワードごとに整理します。
| キーワード | 答え |
|---|---|
| 年収 | 公開情報なし。2025年はテレビ出演とMVP受賞で収入源が大きく拡大 |
| 経歴 | アイドル出身。2019年デビュー、2024年ヒール転向で大ブレイク、2025年プロレス大賞MVP |
| 引退試合 | 2025年4月の敗者引退マッチで勝利。引退したのは中野たむさんで、本人は現役続行中 |
アイドルからレスラー、そして悪役へ。恩人を引退に追い込んでまで勝ち取った現役続行が、いまの上谷沙弥さんを形づくっています。
金額こそ非公開ですが、2025年の飛躍を見れば、その価値は数字以上だと言えそうです。
