60ステージ漫才して、手元に残ったのは12万円。
M-1グランプリ2024の準決勝まで進んだコンビが、当時の収入をメンバー自ら明かしました。
ENCOUNTの報道で広く知られることになったこの告白は、エバースの下積み時代がいかに厳しかったかを如実に示しています。
NSCの「落ちこぼれ」から、国内最大の賞レースで歴代2位の高得点を叩き出したコンビ。その経歴と年収の変遷を、順を追って解説します。
エバースの経歴

出典:【M1ファイナリスト】エバースの漫才が生まれたきっかけとは?/エバース、石田明(NON STYLE)【エバース】 – NON STYLE石田明のよい〜んチャンネル
2016年結成、NSCでの「ほぼ不登校」
エバースは2016年に結成されたお笑いコンビです。
吉本興業(東京本社)所属、NSC東京校21期生としてキャリアをスタートしました。
メンバーは2人。ボケ・ネタ作成を担当する佐々木隆史さんと、ツッコミを担当する町田和樹さんです。
実は佐々木さん、NSC在学中はほぼ不登校状態だったと後に語っています。
「落ちこぼれ」と自称するほどの出発点でした。それでも卒業後、2人のコンビとしての本番が始まります。
卒業後5年間の劇場修業——「雑談ファンタジスタ」誕生まで
卒業後のエバースが選んだのは、渋谷・神保町よしもと漫才劇場での地道な活動です。
毎日のようにステージに立ち、漫才を磨き続けた約5年間。
このひたすら続けた期間を経て完成したのが「雑談ファンタジスタ」と称されるしゃべくり漫才のスタイルです。
雑談のような自然な会話の流れの中に漫才の構造を落とし込んだ独自のスタイルは、この長い下積みの中で生まれました。
TVでも劇場でも通用する漫才を目指して積み上げた5年間が、後の快進撃の土台を作っています。
ABCお笑いグランプリ優勝
劇場で磨いたスタイルが、賞レースという場で認められます。
第46回ABCお笑いグランプリで優勝。
ABCグランプリは関西を代表する若手の登竜門として知られています。東京拠点のコンビがこの賞を制したことは、エバースのスタイルが地域を超えて評価されたことを示しています。
M-1グランプリ2024——歴代2位の870点
2024年のM-1グランプリでは、ファイナリストとして決勝の舞台に立ちます。
1本目のネタで獲得した得点は870点。これはM-1グランプリの歴史において歴代2位の高得点です。
「雑談ファンタジスタ」と評されるスタイルが、国内最大の漫才の舞台で最高評価を得た瞬間でした。
M-1グランプリ2025——2年連続決勝で3位
翌2025年のM-1グランプリにも決勝進出を果たし、最終的に第3位という結果を残しています。
2年連続でM-1決勝に立ち続けるコンビは多くありません。この事実だけで、エバースがトップクラスの実力を持つコンビであることが分かります。
エバースの年収

出典:エバース【決勝ネタ】<ファーストラウンド> M-1グランプリ2025 – M-1グランプリ
下積み時代の実態——「60ステージで12万円」
ENCOUNTの報道によれば、M-1グランプリ2024の準決勝まで進んでいた2024年時点で、佐々木さんが「60ステージで12万円だった」と自ら明かしています。
1ステージあたり約2,000円。
準決勝まで勝ち上がり、業界内での注目度が高まっていた段階でもこの数字です。
吉本の劇場芸人として出演料をもらいながら活動するスタイルでは、たとえ賞レースで結果を出し始めていても、月収は極めて低い水準にとどまることが珍しくありません。
佐々木さんの告白は、劇場芸人の現実を率直に伝えるものでした。
賞レース後の推定収入は?
公式な年収は発表されていません。
ただし、M-1ファイナリストという実績を持つコンビには、テレビ出演・ラジオ・イベント・CM出演など、収入源が一気に広がるのが業界の通例です。
複数のメディアによる試算では、賞レース活躍後の推定年収は控えめな年で400万〜900万円程度、標準的な年で900万〜1,800万円程度と見られています。ただしこれはあくまでも推定値であり、本人や事務所からの公式な発表はありません。
「60ステージ12万円」から始まったキャリアを考えると、その変化の幅は相当なものがあります。
M-1 2025決勝、直前に何があったのか

出典:エバース【決勝ネタ】<最終決戦> M-1グランプリ2025 – M-1グランプリ
東スポWEBの報道によれば、M-1グランプリ2025の決勝当日の朝、佐々木さんが「まだ世に一度も見せていない新ネタで臨もう」と提案していたことが明かされています。
ところが町田さんが「いや、腹話術で行く」と押し切り、その判断で決勝の舞台に立ちました。
結果は3位。ネタ選択の正解は今も分かりません。
さらに「M-1アナザーストーリー」では、本番直前のネタ合わせで佐々木さんが町田さんに激詰めの演技指導をしていた様子も放送されています(miyearnZZ Laboの記事より)。
決勝当日の朝に演目を巡って議論し、直前まで演技を詰める。この2人の姿勢が、M-1 2年連続決勝という結果を支えているのかもしれません。
意外と知られていない事実

出典:コンビ愛を確かめよう!【出演:エバース】 – 【公式】渋谷よしもと漫才劇場・神保町よしもと漫才劇場YouTubeチャンネル
M-1優勝枠のラジオ番組を担当することになった際、佐々木さんが「チャンピオンの僕たち…」と言いかけると、町田さんが即座に「違いますよ」とツッコんだエピソードがあります。
実際は3位。でもそのやりとりがすでに漫才になっているような間でした。
漫才と日常の境界線が薄い——それがエバースというコンビの本質なのかもしれません。
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まとめ

出典:【第1回佐々木王】エバース佐々木隆史を一番知っているAKBメンバーは誰だ!?【全力エンタメ学園#16】 – AKBの素を出すちゃんねる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 結成年 | 2016年 |
| 所属 | 吉本興業(東京本社) |
| NSC | 東京校21期生 |
| 活動拠点 | 渋谷・神保町よしもと漫才劇場 |
| スタイル | 雑談ファンタジスタ(しゃべくり漫才) |
| 主な賞歴 | 第46回ABCお笑いグランプリ優勝 / M-1 2024ファイナリスト(870点・歴代2位) / M-1 2025 3位 |
| 下積み時の収入 | 60ステージで12万円(佐々木本人がENCOUNTで告白) |
| 現在の推定年収 | 公式非公開(推計:400万〜1,800万円程度) |
