パナソニックが9月上旬に発売する可変圧力IHジャー炊飯器「ビストロ X9Dシリーズ」は、新米だけでなく備蓄米や古米でもふっくら甘く炊き上げる新技術を搭載。「Wおどり炊き」と「ビストロ匠技AI」の合わせ技で、お米の種類を問わず最適な炊き加減を自動で実現します。
新モデル「ビストロ X9Dシリーズ」の概要と注目ポイント

今回のX9Dシリーズ最大の特徴は、非接触型のリアルタイム赤外線センサーを新搭載したこと。これに加え、リアルタイム圧力センサー、沸騰検知センサー、釜底温度センサーの4つを組み合わせた制御システムを「ビストロ匠技AI」と呼びます。
さらに、前炊き時には「高速交互対流IH」、沸騰維持時には「急減圧バルブ」を活用する「Wおどり炊き」を採用。センサーで検知した米の状態に合わせ、火加減・圧力を自動調整します。
備蓄米もおいしく炊ける理由
高精度センサーで“甘み温度帯”をキープ
炊飯の前半「前炊き」工程では、米の甘みを引き出す40〜60℃の温度帯に素早く到達させることが重要です。
従来の接触型センサーでは0.8℃刻みの検知精度でしたが、リアルタイム赤外線センサーは0.1℃刻みで温度を把握可能。これにより、最適な温度帯を維持しやすくなり、甘み成分が最大限引き出されます。
高速交互対流IHによる均一加熱
釜底と側面のIHを高速に切り替えることで、釜内に強い対流を発生させ、米を均一に加熱。古米特有のパサつきも抑えられます。
沸騰維持時の「急減圧バルブ」で粒立ちUP
沸騰維持の工程では、リアルタイム赤外線センサーと圧力センサーで釜内の水量を精密に推定。水が多いタイミングで急減圧バルブを作動させ、爆発的な沸騰で米を高くおどらせます。
これにより、一粒一粒まで均一に熱が伝わり、古米でもふっくらとした食感と甘みが向上。実測では、新米で甘みが従来比8%アップという結果も出ています。
古米・備蓄米への実用性
「ビストロ匠技AI」と「Wおどり炊き」の組み合わせにより、古米・古古米・備蓄米でも火加減・圧力時間・加圧の高さを自動調整。
ユーザーは米の種類を選ばず、炊飯ボタンを押すだけで最適なごはんが完成します。
発売日と試食イベント

- 発売日:2025年9月上旬予定
- 展開モデル:SR-X910D(5.5合炊き)、SR-X918D(1升炊き)
- 全国7都市で試食イベント「食べ比べ亭」を開催予定(東京・札幌・新潟・名古屋・大阪・広島・福岡)
価格情報(市場想定価格・実売予想)
- SR‑X910D(5.5合炊き)
市場想定価格は 約99,000円前後 - SR‑X918D(1升炊き)
市場想定価格は 約105,000円前後
まとめ
- Wおどり炊き+ビストロ匠技AIで古米・備蓄米でもふっくら甘く炊ける
- リアルタイム赤外線センサーが0.1℃刻みで温度制御し、“甘み温度帯”を長時間キープ
- 急減圧バルブと高速交互対流IHで均一加熱し、粒立ちと香りを引き出す
情報元:Yahoo!ニュース(2025年8月8日配信)
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/ac874a000298465635419699d6702c17d0f1bcb5
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