五輪で銀メダルを2つ獲った選手なのに、きょうだいの話はほとんど報じられていません。
北京五輪の個人と団体でともに銀メダルを手にした、鍵山優真さんのことです。
新聞や週刊誌をたどっても、「姉」が出てくるのは週刊文春の一文だけ。「弟」については、権威ある媒体のどこにも記述が見つかりませんでした。
ネットに広まる「3人きょうだいの真ん中」説は、どこまで確かなのか。記録と噂を切り分けていくと、父と祖母に支えられた少年時代が浮かび上がります。
鍵山優真の姉は週刊文春に一度だけ登場
姉がいると分かる根拠は?
2022年2月、北京五輪の団体戦が行われていたころ。週刊文春に「鍵山優真 “さすらいの子連れコーチ” 父子の逆転人生」という記事が載りました。
当時、優真さんは18歳、父の正和さんは50歳です。
記事は幼い日の優真さんを「ごく普通の少年」として描いたとされています。姉や友だちと、リンクを無邪気に駆け回っていた――そんな描写です。
ただし電子版の記事は現在リンク切れで、原文を開けません。この一文は、他サイトの引用を通じて伝わっているのが実情です。
報道で姉の存在に触れたものは、今のところこの一文に限られます。
名前や年齢、スケート経験は?
姉の名前・年齢・現在の仕事は、どの媒体にも出ていません。
「姉もスケート経験者」と書くサイトはあります。ところが根拠をたどると、行き着くのは先ほどの「リンクを駆け回っていた」という描写だけ。
子どものころリンクで遊んでいたことと、競技としてスケートを続けていたことは別の話です。
「子連れコーチ」という見出しが示すとおり、報道の主役はいつも父と息子でした。姉の詳しい情報は、本人や家族から公表されていません。
鍵山優真に弟はいる?報道では確認できず

出典:鍵山優真が来季復帰を明言!「絶対戻ります」休養を経て描く新たな未来⛸️✨ – ジャパン総合ニュース
「3人きょうだいの真ん中」説の出どころは?
ネット上では「姉と弟がいる3人きょうだい」という話が出回っています。
ところが、その多くは出典を示していません。書き手自身が「噂」「考えられている」と添えているケースがほとんど。
弟の名前や年齢、スケート経験の有無に踏み込んだ情報は、どこにも見当たりません。反対に「弟や姉の情報は今のところない」と書いたサイトもあり、ネット上の話は割れています。
本人や父の正和さんが、弟について公の場で語った記録も見つかっていません。
「長男」の記載から分かることは?
手がかりになるのが、父・鍵山正和さんのWikipedia。親族欄で、優真さんは「長男」と記されています。
ここから読み取れるのは、兄がいないという点です。
一方で、「長男」は弟の存在を裏付けるものではありません。息子が一人だけでも、長男と書かれるからです。
「弟がいる」と断言する記事を見かけたら、その出典がどこにあるのか、一度確かめてみてください。
父ひとり子ひとり、リンクが遊び場だった少年時代

2003年5月5日、横浜市で生まれた鍵山優真さん。スケートとの出会いは、父が勤めていた富山県のリンクでした。
2020年10月25日の日本経済新聞が、そのきっかけを伝えています。父の職場について行き、滑るうちに楽しくなった――。
5歳からは本格的に競技の道へ。
家庭では、父の正和さんが離婚を経て、シングルファーザーとして優真さんを育ててきました。女性自身は2021年4月7日の記事で、その暮らしを「父ひとり子ひとりの生活」と書いています。
母親については、公表されている情報がありません。
父が倒れた2018年、名古屋から駆けつけた祖母

出典:【驚愕】鍵山優真の母親の蒸発や父親の難病…壮絶な生い立ちに驚きを隠せない…オリンピックでも銀メダルを獲得した男子フィギュアスケート選手の恋愛事情がヤバすぎた… – 芸能界の暴露団
2018年6月23日、父の正和さんが脳出血で倒れ、入院しました。優真さんはまだ中学生で、父と二人で暮らしていた時期です。
日経によると、入院中の優真さんはLINEで練習動画を送り、父からアドバイスを受けていました。女性自身の記事には「僕が頑張れば治る…」という見出しが付いています。
暮らしを支えたのは、名古屋市緑区に住む祖母の平川佐治子さん。2022年2月7日の中日新聞は、当時73歳の祖母が横浜へ来て、孫の生活を引き受けた日々を伝えました。
- 朝4時に起きて、早朝練習へ連れて行く
- 弁当を作り、学校へ送り出す
- 野菜嫌いの孫のため、好物のハンバーグに細かく刻んだ野菜を混ぜる
ハンバーグに野菜を忍ばせる作戦は、家庭の台所でおなじみの一手。メダリストの祖母も、同じ工夫で孫の体をつくっていたわけです。
正和さんは後遺症が残ったものの、回復しています。
中日新聞が「親子3代の舞台」と報じた理由

出典:【受賞者メッセージ】鍵山優真選手/スケート(2021年度「上月スポーツ賞」受賞者)/上月財団|2022年4月8日公開 – 上月財団
五輪に出場したのは、父と息子の2人だけ。それでも中日新聞は、この家族を「親子3代の舞台」という見出しで報じました。
父の正和さんは、1992年アルベールビル、1994年リレハンメルと2大会連続の五輪代表。息子の優真さんは北京五輪で、個人・団体ともに銀メダルを獲得しています。
では、残る「1代」は誰なのか。
答えは祖母の佐治子さんです。父子2代の五輪出場に、生活を陰で支えた祖母を重ねて「3代」と数えた見出しでした。
記事では、孫が出る国内の試合をすべて見に行っていると紹介されています。リンクの外にいた家族まで物語に含めたところに、この見出しの妙があります。
あわせて読みたい
- 鍵山優真が来季復帰を明言、台北イベントで語った休養の理由とは
- 夏色まつりは工業高校出身で電気工事士!出身地・中の人の年齢・身長・年収を徹底調査
- 高橋宏斗の出身中学・両親・兄弟は?中学時代や身長、結婚の噂まで徹底調査!
- 渡辺大知の彼女は夏帆?出身校・兄弟・家族構成まとめ
- 増田陸の身長・両親・結婚は?巨人ドラ2の父親との絆に涙
まとめ

出典:鍵山優真 Yuma Kagiyama Taipei Training Camp – Cinema Paradiso – ʕ •ᴥ•ʔ
姉は一文、弟はゼロ。報道に残る記録を並べると、次のようになります。
| 項目 | 報道などで確認できること |
|---|---|
| 鍵山優真 姉 | 週刊文春(2022年2月)が、幼少期に姉とリンクを駆け回る姿を描写。名前・年齢・近況は非公表 |
| 鍵山優真 弟 | 新聞・週刊誌・公式サイトに記述なし。「3人きょうだい」説は出典不明 |
| 兄 | 父・正和さんのWikipediaで優真さんは「長男」。兄はいない |
| 家庭 | 父がシングルファーザーとして育てた。母親の情報は非公表 |
| 支えた人 | 2018年の父の入院時、祖母・平川佐治子さんが横浜で生活を支えた |
残された手がかりは、週刊文春の一文とWikipediaの「長男」の二文字だけ。家族の噂を目にしたときは、その話がどの媒体から来たのかを確かめるだけで、真偽の見当がつきます。
