千葉ロッテが来季契約を結ばず、退団が決定

千葉ロッテマリーンズが2026年9月30日午前、中村奨吾内野手(34)に来季の契約を結ばないと通知したと発表しました。
話し合いの末の決断で、退団が正式に決まっています。
Full-Countによると、戦力外通告の期間は第1次が9月28日から10月9日、第2次が10月1日から10月30日です。
中村は2014年度ドラフト1位で早稲田大学からロッテに入団し、ここまでロッテ一筋で12年間プレーしてきました。今季はプロ12年目、4年契約の最終年にあたります。
兵庫県三木市出身で天理高校から早稲田大学に進み、大学では4年時に主将を務めた経歴を持ちます。
主将を3年務め、ゴールデングラブ3度受賞の実績

出典:【2024自主トレ】2年ぶり3回目のゴールデン◆グラブ賞★受賞・中村奨吾選手・・・華麗なグラブ捌き❕ – 琉球チャンネル野球
中村は2018年に初めて規定打席に到達してレギュラーに定着すると、同年ゴールデングラブ賞(二塁手)を初受賞し、オールスターにも選ばれました。2017年にはアジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選ばれ、金メダル獲得を経験しています。
2021年から2023年までの3シーズンはロッテの主将を任され、2021年にはゴールデングラブ賞とベストナインを同時に手にしています。
2022年9月には通算100盗塁、2023年4月には史上519人目となる通算1000試合出場を達成。同年もゴールデングラブ賞を受賞し、これで通算3回目でした。
2018年から2023年までは6年連続で100安打以上をマークし、勝負強さを示し続けています。退団時点の通算成績は1268試合、1058安打、90本塁打、456打点、108盗塁、打率.248です。
2022年11月には取得した国内FA権を行使せず残留を選択し、総額10億円規模とみられる4年契約を結びました。当時は「マリーンズに必要。一緒に優勝を目指して頑張ってほしいという言葉をいただいた」と球団側からの言葉を明かしています。
コンバートと故障を経て一軍出場ゼロのシーズンに

出典:千葉ロッテ・中村奨吾戦力外へ – BaseBa11速報【野球反応集】
2024年には三塁手にコンバートされ、6年ぶりに開幕スタメンを外れました。この年は120試合に出場し打率.234、4本塁打、27打点。それでも同年6月には史上319人目となる通算1000安打を記録しています。
契約更改の場では吉井理人監督に「セカンドで勝負したい」と二塁での起用を直訴していました。1年間ともに内野を守ったソトの名前を挙げ、ポジション争いの厳しさにも触れています。
2025年は10年ぶりに開幕スタメンを外れる立場に。4月22日の西武戦ではプロ初となるサヨナラ打を放ち、「初めてのサヨナラ打なので、打ってからどうやって水を掛けられるのか分からなくて」と振り返っています。5月6日には一軍登録を抹消され、以降はファーム暮らしが続きました。9月には腰部の鏡視下手術を受けたことも球団から発表されています。
2026年はプロ12年目にして初めて一軍出場のないシーズンとなり、ファームでの成績は73試合、打率.206、本塁打0、OPS.582にとどまりました。
本人は現役続行を希望、感謝のコメントを発表

スポーツ報知は、中村が他球団での現役続行を希望していると報じました。
球団を通じて発表されたコメントで中村は「入団から12年間、良い時も悪い時も応援していただいたファンの皆様、ここまでサポートをしていただいた球団関係者の皆様、スタッフ、チームメート、周りの方々の支えがなければ今の自分はありません」と感謝を伝えています。
「マリーンズでプレーできたことを誇りに思います」「またグラウンドで元気にプレーをしている姿をお見せ出来るように頑張ります」との言葉には、現役続行への強い意志がにじみます。
Full-Countが紹介したファンの声には「ハンマーで頭を叩かれたかのような衝撃」「残って欲しかった」という反応が並びました。移籍先など今後の動きに関する報道は、発表当日の時点ではまだ出ていません。
