9月公開予定だった話題作が、まさかの中止

出典:『ウォーム・ボディーズ』などのニコラス・ホルト主演!映画『アウトバーン』予告編 – シネマトゥデイ
9月4日に日米同時公開されるはずだった映画が、その約3か月前に止まりました。
ニコラス・ホルト主演の『銀行強盗:完全マニュアル』(原題:How to Rob a Bank)です。
配給元のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが、2026年6月17日に日本での劇場公開中止を発表しました(シネマトゥデイ、映画ナタリー)。
しかも発表は6月17日の16時51分。Yahoo!ニュース/リアルサウンドが報じています(出典)。
気になるのは、その理由ですよね。
ここから順番に整理していきます。
中止の理由は「明かされていない」

出典:ニコラス・ホルトら英国若手俳優陣がアフタヌーンティーの作法について熱い議論を交わす!?『トールキン 旅のはじまり』特別映像 – MOVIE WALKER PRESS
結論から言うと、中止の具体的な理由は公表されていません。
配給元は「劇場公開は中止となりました」と述べるのみ。なぜ止めたのか、その説明はないんです(Yahoo!ニュース/リアルサウンド)。
ここで押さえておきたいのが、配給ルートが分かれている点。
- 北米:Amazon MGM Studios
- 国際・日本:ソニー・ピクチャーズ
今回中止を発表したのは、あくまで日本の配給を担うソニー・ピクチャーズです。日本語各紙も「日本での劇場公開中止」と報じています。
一方で、北米のAmazon MGMによる9月4日公開について、英語圏のソースには現時点で中止の報道が見当たりません。
つまり「日本では止まったが、北米の動向は別」という状況。ここは混同しないように注意したいところです。
解禁からわずか2週間という異例の展開

出典:ニコラス・ホルト主演で贈るNetflixオリジナル映画『砂の城』4月21日配信決定 – Netflix Japan
この中止、タイミングがかなり異例なんです。
振り返ると、流れはこうでした。
- 2026年6月2日(24時)〜3日:日本で「9月4日 日米同時公開決定」として特報映像・海外版ポスターを全世界解禁。ソニー・ピクチャーズがプレスリリースを発表(ソニー・ピクチャーズ公式、THE RIVER)
- 2026年6月17日:劇場公開中止を発表
情報解禁から中止まで、約2週間。
公開予定日の約3か月前という早さでの中止です(THE RIVER)。
ポスターも特報映像も出して、盛り上げにかかった直後の方向転換。これ、なかなか珍しいですよね。
そもそもどんな映画だった?

出典:ニコラス・ホルト×リリー・コリンズ対談『トールキン 旅のはじまり』 – シネマカフェ/cinemacafenet
作品自体は、かなり「今っぽい」題材でした。
銀行強盗の様子を生中継(生配信)する、覆面インフルエンサーグループを描くアクション・エンターテインメント。
盗んだ金を妊婦の支援、苦学生の学費援助、恵まれない子供へのプレゼントに再分配する——いわば「現代版ロビン・フッド」として注目を集める設定です(ソニー・ピクチャーズ公式)。
ストーリーには、彼らのバイラルな名声に気づいたFBIのベテラン捜査官が、前科持ちの凄腕ハッカーを雇って正体に迫る筋立てもあります(Yahoo!ニュース/リアルサウンド)。
監督は『ブレット・トレイン』『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ。
リーチ監督は本作を「ソーシャルメディア時代のための強盗映画(heist movie for the social media age)」と表現していました(snipdaily)。
豪華なのはキャストも同じです。
- ニコラス・ホルト(リーダー役・Ryan/近年は『スーパーマン』に出演)
- ゾーイ・クラヴィッツ
- アンナ・サワイ(『SHOGUN 将軍』)
- ジョン・C・ライリー(FBI捜査官West役)
- クリスチャン・スレーター、ピート・デヴィッドソン ほか
2025年6月には米ピッツバーグで主要撮影が始まっていました(Wikipedia))。
意外と知られていない「前例」

出典:『スーパーマン』2025 デイヴィッド・コレンスウェットとニコラス・ホルトが初めて会った時の話【日本語字幕】インタビュー – corenswetjp
実はソニー・ピクチャーズ、似たような決断を過去にもしています。
2024年9月20日公開予定だった『ウルフズ』。ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが主演した作品です。
こちらも公開の約1か月前に、劇場公開中止となりました(THE RIVER)。
豪華キャストの話題作でも、公開直前に劇場での上映を取りやめるケースが、近年は出てきているわけです。
今後の注目ポイント

出典:ニコラス・ホルトはじめ若手俳優4人が対談/映画『トールキン 旅のはじまり』特別映像 – moviecollectionjp
最後に、これから何を見ておけばいいかを整理します。
ポイントは2つです。
1. 中止の理由について、今後あらためて説明があるかどうか
2. 北米(Amazon MGM)での9月4日公開がどうなるか
予告編は公開当時「インターネットを騒然とさせた(broke the internet)」と報じられるほど話題になっていました(Yahoo Entertainment)。
それだけ注目度が高かった作品だけに、続報が待たれます。
新しい発表があり次第、追記していきます。
