吉村紗也香が現役引退を発表

出典:カーリング女子、フォルティウス、吉村紗也香選手、現役引退 – バリウスチャンネル
カーリング女子の吉村紗也香(よしむら さやか)さんが、現役を退きます。
2026年6月24日、自身のインスタグラムと所属チーム「フォルティウス」のリリースで発表されました。
「2025-2026シーズンをもちまして、現役を引退する決断をいたしました」とのコメント。
発表時の年齢は34歳。カーリング歴はなんと25年です。
直近では2026年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪に女子代表として出場したばかり。
その初の五輪舞台を花道に、ひとつの区切りをつけた形になります。
引退の理由は「家族との時間」
気になるのは、なぜこのタイミングなのか、という点ですよね。
吉村さんは引退理由について、「”子供、家族の時間を大事にしたい”という気持ちが大きくなってきた」と説明しています。
背景にあるのは、生活の変化です。
2020年5月に結婚し、2023年12月14日には第1子となる男児を出産。
出産を経て、競技と家庭のバランスに向き合った結果の決断でした。
それでも、カーリングへの愛情は変わらないようです。
競技を続けてこられた原動力について、「なによりカーリングが大好きだからこそ、ここまで挑戦を続けてくることができた」と語っています。
5度目の挑戦で叶えたミラノ五輪

出典:吉村紗也香が現役生活に幕…5度目の挑戦で掴んだ五輪の夢とは – Musa jat
実は吉村さん、五輪初出場までに長い道のりがありました。
約16年前から五輪を目指して挑戦を続け、2022年北京五輪では代表を逃しています。
そして迎えた2024年9月、五輪代表決定戦であのロコ・ソラーレを破り、ミラノ行きの切符を獲得。
2025年12月10日に出場が正式決定し、5度目の挑戦でついに悲願の初出場を果たしました。
五輪本大会前の公式練習では、「オリンピックマークがたくさんあって、これがオリンピックか」と感極まったそうです。
結果は2勝7敗で1次リーグ敗退、最終順位は8位。
(最終順位は資料によって8位と記載されています)
メダルには届きませんでしたが、長年の夢を叶えた大会となりました。
北海道生まれ、世界で戦った25年

吉村さんのキャリアを少し振り返ってみましょう。
1992年1月30日生まれ、出身はカーリングの聖地・北海道常呂郡常呂町(現・北見市)。
常呂小学校4年生のときに競技を始めました。
若い頃から実績は際立っています。
- 2010〜2012年:日本ジュニア選手権3連覇
- 2011〜2013年:パシフィック・アジアジュニア選手権3連覇
- 2013年:世界ジュニア選手権で銅メダル
シニアでも、日本選手権を3回(2015年・2021年・2025年)制覇。
世界女子選手権にも3度出場(2015年6位、2021年11位、2025年9位)しています。
2019年10月にはグランドスラム「マスターズ」で準優勝。アジア女子勢として初の決勝進出という快挙でした。
意外と知られていないのが、所属の経緯です。
2010〜2014年は札幌国際大学に所属し、2014年以降はフォルティウスへ。2022年からは社会医療法人柏葉会と雇用契約を結んでいます。
今後はフォルティウスの一員として

出典:【カーリング対談 #4】 吉村紗也香 × 藤澤五月 | 北海道銀行フォルティウス × ロコ・ソラーレ – 札幌カーリングチャンネル / Sapporo Curling Channel
選手としての活動は終わりますが、カーリングから離れるわけではありません。
吉村さんは引退後もフォルティウスに残ります。
「選手としてではなくなりますが、フォルティウスの吉村紗也香として活動を続けていきます」とのこと。
今後は普及や育成、地域貢献、そしてチームの広報活動に携わっていく予定です。
「これからもカーリングの魅力を伝えていきたい」と前を向いています。
フォルティウスは1991〜1992年生まれの「黄金世代」を牽引するチーム。
チームメイトには小林未奈さん、小谷優奈さんらがいます。
最後に吉村さんは、こう締めくくりました。
「25年間、関わってくださった全ての方々に感謝いたします。本当にありがとうございました」
デイリースポーツやスポーツ報知などの報道によると、競技人生で得たものを次の世代へ。新たなスタートが始まります。
