「きりまる ADHD」の検索、答えは公表なし
きりまるはADHD? 検索窓にそう打ち込んでも、はっきりした答えは出てきません。
まず結論からお伝えします。
きりまるがADHD(注意欠如・多動症)と診断された、あるいは本人が公表したという事実は、モデルプレスやオリコン、J-CASTなど主要メディアのどの記事にも見当たりません。
本人のYouTube・Instagram・X(@fwafwa7)を確認しても、ADHDに触れた発言は見つかりませんでした。
1998年1月3日生まれ、大分県出身の28歳。元看護師で、SNS総フォロワーは250万人を超えています(2026年9月時点)。
彼女が公表しているメンタル面の既往は、パニック障害とうつ病、そして学生時代のいじめ被害です。
では、なぜ「ADHD」という言葉が検索されるようになったのでしょうか。
検索が生まれた発端はカノックスターとの混同

出典:きりまると韓国料理1万円分食べながらNGなし質問コーナーしたら暴露しすぎたwww – かの/カノックスター
きっかけは2022年9月7日、J-CASTニュースが配信した「登録者135万人YouTuberがADHD傾向を告白」という記事だと考えられます。
この記事で紹介されているYouTuberはカノックスターで、きりまるとは別人です。
女性クリエイターがコスメや日常を発信するジャンルには、活動内容や登録者規模が近い人物が多く、名前や特徴の混同が起きやすい土壌があります。
「きりまる ADHD」という検索の裏をたどると、実際にはカノックスターの報道にたどり着くケースが目立ちます。
似た活動ジャンル、近い時期の話題性。この2つが重なり、事実と異なる検索キーワードが定着したとみられます。
本人が公表しているのはパニック障害とうつ病
本人が実際に語ってきたのは、ADHDではなくパニック障害です。
発症は2017年、19歳の秋でした。
映画館でホラー映画『IT/イット』を鑑賞した直後、閉鎖空間で突然呼吸ができなくなる症状に襲われたといいます。
しかもこの時期は、看護師国家試験まで残り2〜3ヶ月というタイミングでした。
精神科病院に入院しながら勉強を続け、国家試験に合格したとENCOUNTのインタビュー(2021年4月18日)で明かしています。
看護師として働き始めて2年目、パニック障害が再発して休職。
この休職期間中に、今度はうつ病を患うことになります。
うつ病の底で語られた本人の言葉
J-CASTニュースの取材(2022年6月28日)で、きりまるは当時の状態を赤裸々に語っています。
「もう何にも出来んの。ご飯も食べれん。カーテンも開けられん」
「生きたくもないんやけど死ぬのは怖い」
感情の振れ幅は通常の約20%まで落ち込み、その状態がおよそ1年続いたそうです。うつ状態そのものは半年以上に及びました。
薬物治療も試したものの、副作用の強さから断念したと明かしています。
数ヶ月のニート生活を経て、2020年にYouTubeチャンネルを開設。2022年6月15日に配信されたモデルプレスのインタビューでは「自分に自信をつけるために、何かに継続して努力し続けるコンテンツを作れば頑張れるかもしれない」と、開設の動機を振り返っています。
公表するたびに変化してきた、きりまるの発信
節目ごとに動画で明かしてきた過去
きりまるは自身のつらい過去を、節目ごとに動画にして公開してきました。
- 2021年1月9日:「生きることが辛くて人生変わったあの日から克服までの全て。【パニック障害克服法】」
- 2022年6月23日:「生きたくないけど死にたくない。無気力な毎日。80万人突破したので、誰にも言えなかった当時のお話しします」
- 2024年8月24日:「もうすぐ100万人。わたしの辛い過去はじめて話します。」
チャンネル登録者数は2022年6月時点で79.8万人、2024年9月に97万人、2026年1月には104万人まで伸びています。
2024年12月にはフジテレビ『突然ですが占ってもいいですか?』に実姉のえみ姉と共演し、誹謗中傷やパニック障害、入院の過去をあらためて語りました。
過去を明かすことは「怖かった」としながらも、そのたびに前向きな気持ちに変わっていったと本人はインタビューで述べています。
結婚を経て、今は夫婦の話題が中心に
2025年12月24日、交際相手の「ぽて」からプロポーズを受けたきりまる。
2026年1月17日にYouTubeで結婚を発表し、同年8月8日に入籍しました。
9月5日にはInstagramで結婚を報告し、夫の顔出しも解禁しています。
9月9日の動画では、夫が22歳(6歳下)で、3月まで大学生・現在は広告系の仕事に就いていることを明かしました。
病歴を語っていた時期に比べ、最近の発信は結婚生活や夫婦のエピソードが中心に移りつつあります。
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まとめ:きりまるが公表しているのはADHDではない
「きりまる ADHD」という検索は、2022年のカノックスターに関する報道との混同から生まれた可能性が高いといえます。
本人が公表してきたのはパニック障害とうつ病であり、ADHDに関する診断や告白は、現時点のどの情報からも確認できません。
次にきりまるから新しい発信があるとすれば、病歴の話題ではなく、結婚生活についての報告になりそうです。
